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田舎で働き隊、そして森へ

2日目

ウォーキング 不動滝不動明王はしごハンモック火おこし

 田舎で働き隊は、一夜明けて、2日目の朝。9時に活動開始です。森の価値を発掘しようとするなら、当然ながら、森をあらゆる角度から体験しなければなりません。デスクワークだけで何事かが成るというものではありません。イノベーションは現場にあり。

 仙の森は、ふつうの自然林です。そのままだと、どこを歩いているかわけわかめなので、色のついたテープを木々に巻いて道しるべとしています。いわく、赤い道、青い道、黄色い道、緑の道、白い道・・・

 その、とてもナチュラルでワイルドでいかにも雑木林的なウォーキングをスタート。山の尾根伝いに赤い道を歩き、青い道を下って、不動滝参道へ出ました。

 10分ほど、参道を歩き、不動滝へ。山の頂上付近なのに、落差20メートルの岩盤の滝があり、威容を誇っています。隊員のみなさま、その荘厳ぶりにいたく感激のもよう。滝の中ほどの岩盤に、60センチほどの不動明王が彫られています。磨崖仏です。かなり摩耗しており、近くへ行かねば確認できません。近くへ行くには、道なき斜面を滝へ向かって進まねばなりません。女性隊員が、なんとしても見に行きたいと熱望したので、有志を案内しました。おそらく、地元の人でも、ほとんどこの不動さんを見た人はいないでしょう。なかなかチャレンジスピリッツあふるる隊員たちです。

 滝から、ふつうならば参道をもどるところ、普通でないのが我が隊のいいところ。滝のすぐ横に我々が設置しているロープとはしご(雑木を切ってつくったもの)を使って、滝を横目に急傾斜面を登ります。私も、同行した私の長男(8歳)も、何度も何度もクリアしているので、このぐらいは冒険とも言えず、before breakfastの屁のカッパですが、都市から来た隊員たちには(特に女性には)、驚愕のアドベンチャーだったようです。とはいえ、おもしろい!って、はしゃいでいたあたりはさすがに精鋭部隊です。(しかし翌日は比較にならぬほどのアドベンチャーがひかえておるのだ・・・はっはっは)

 滝を登ると、がらりと景色が変わり、♪はーるの小川がさらさらゆくよ~。まもなく、生活クラブ生協大阪さんの拠点に着きました。3年前から、童仙房にある廃校になった小学校でセカンドスクール活動を展開している生協さんが、昨年からは、仙の森でも拠点をかまえて、開拓やプレイパークを自力で構築中。そこへお邪魔して、薪を燃やして味噌汁をつくり、おにぎりで昼食。

 昼食後、たき火してみ~と言って、隊員たちに薪を燃やしてもらったが、これがまた、火がつかない。ライターがあって、紙があって、柴も薪もあるのに、燃えない。何度も何度もチャレンジし、2時間ほど悪戦苦闘しても燃えない。横で見ていて、とても燃えそうに見えないのだが、愛するわが子は千尋の谷へつき落とせ、とばかりに、知らん顔を決め込む私。

 そのうち、生協さんの御一行様も森へやってきて、大人も子どもも思い思いに慣れた感じで遊んだり、開拓したり。隊員たちは、少々おされ気味。夕方、5時過ぎに、高麗寺へ歩いて戻りました。

 お疲れのようですが、田舎で働き隊は、お遊びではありません。単なる自然体験でもありません。研修です。いや、実は、私は「研修」という言い方さえ、適切ではないと思っています。この時点で、隊員たちは意識しているかどうか怪しいが、ワークショップであり、ブレインストーミングなのです。本日の体験で、何を得たか。おのおの、付箋に書き出しました。いちおう、KJ法の手順です。

 見渡したところ、森に圧倒され、なんとか着いていったという感じですね、今日のところは。出てきた感想は、普通名詞の森ですね。予定通りですな。

 

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