



田舎で働き隊の5日目、高麗寺内の研修室で、ワークショップ。森の価値探しスキームのクライマックスです。どうあがこうとも、今日、成果を出さねばなりません。
昨日から引き続き、Aグループは森でできることを具体的に詰めていき、Bグループは森の価値を表象するという形態のまま、グループディスカッションに突入。仙の森の魅力とは、なんぞや? あー、わからん。森は森やろ。森と仙の森はどこがちゃうねん?
そんなこんなでお昼になりました。昼食は辛ラーメン。ピリリと頭に刺激を与えて、午後の部へ突入。
Aグループは、対象別に森のガイドを設定し、ツアーを仮想。対象というのは、外国人、大学生、小さい子を持つパパママ、マタニティ、ダイエット、小学生、定年退職者、主婦、婚活、求職者。とくに婚活がおもしろい。3日目にアドベンチャーコースへ行った時、女性をサポートするために男性が手をさしのべる場面が多々ありましたが、それがぜんぜん嫌らしくない。むしろ、女性もサポートを求めていました。危機が愛をはぐくむ、なんていかにも臭いシナリオがぜんぜん腐敗臭を放たず、さわやかな風のそよぐあの場面。いいですね~。そりゃまあ、私は結婚して10年ですから、婚活なんて想像だにしませんが、若い人たちの指摘を受け、たしかにナチュラルでワンダホーな婚活に違いないと感銘を受けました。
私の妻はまさにマタニティを終えたばかり。しかも主婦。当事者感覚でディスカッションに参加していました。「小さい子を持つパパママ」「小学生」もまさにわが家族。外国人は高麗寺、大学生はメンバーにいますし、ダイエット該当者は見あたらないものの、ファッション的にあこがれるとか。
Bグループは、竜を表象として、仙の森の感性をまとめていました。 ここらで、いったん休憩。みなさん、頭が沸騰しそうでした。竜神堂へ散策し、クールダウン。
さて、15時から、両グループの発表です。ABそれぞれのアプローチのまま終えるという手もありましたが、私は両グループの融合を求めました。地元の現場としては、成果は1つであって欲しい。でないと、生かせません。それに、私の直感で、もう少し粘れば、仙の森の正体が明らかになりそうだと思われました。
ところがメンバーは戸惑います。「どないやってまとめろっちゅうねん?」
私はABグループの共通のキーワードを探しました。見つけたのは「非日常」。森というものが、そもそも非日常性を帯びているのでしょう。しかし、それにしても、「非日常」というキーワードがやけに主張しており、まさにここに何かある、と鼻をくんくんならしたのであります。
しかし、そこから進みません。ここでちょっとブレイク。夕食は、ぼたん鍋。つい最近まで童仙房の山を駆けていたであろうお肉に感謝しつつ、いただきました。合掌。
20時、みなさん、かなりお疲れですが、ワークショップ再開。他の森と仙の森との差異を洗い出します。ありましたね、違いのわかる男。仙の森の「非日常」とはつまり、下界からの隔絶です。そこから神秘が生まれる。となると、他の森の神秘とは違う神秘があります。なるほど「雲の上の森」ではないか。天空のラピュタの世界。
非日常を求めて、雲の上の森へ行くと、神秘・秘境があり、気づきと癒しが生まれる。気づきと癒しって、けっこう重要なコントラストです。気づきは何かを始めていくためのアクティブな原点。癒しは、過去をリセットすること。両者があいまって、創造がおきます。通常、森の効能って、癒しばかりが強調されますが、「気づき」の側面こそ大事です。森から新しいもの(価値観、発見、発明、意欲など)が生まれます。これがアウトプット。模造紙にまとめる。あゝ、これなんだよ、これが仙の森の正体。ABがみごとに融合しましたね。時すでに、23時30分。これにて一件落着!!


明日は、お別れです。最後の夜に、飲み会。お疲れなので、早々とお開きでしたが、メンバーの中に田舎暮らし熱望者がいて、田舎暮らし相談にのってしまい、深夜。
最後の夜って、何とも言えないね。
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