平凡な人が、創造の力を使って、人生を変えるプロジェクト

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創造の力

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[005]災害から学ぶ

  

 

世界の原理は、とてもシンプルです。自然界を見渡しても、人間を見渡しても、単独で存在しているものや生きているものは、何一つなく、すべてが、世界と関わって、何らかの役目を果たしながら存在しています。人間だけが、世界とは関係なしに生きていけると考えたり、世界を思うように動かそうと考えたり、世界とは関係のない運命に従って生きていると考えたりします。

世界と対立しながら生きていくことはできません。世界と無関係に生きていくこともできません。世界を救い、世界から救われるという生き方しかできません。世界を神や仏と考えるなら、宗教となるでしょう。世界を科学的に考えるなら、科学そのものでしょう。自然は、秩序を持って、様々な法則にしたがって成り立っているのに、どうして人間だけが、無秩序に生きることなどできるでしょうか?

私たちに日々起きるできごとは、すべて、私たちが世界を救うために必要として起きます。偶然などありません。世界中の宗教や神話や昔話がそのように示しています。人類の叡智に、素直に耳を傾けてみましょう。

東日本大震災では、すさまじい津波の被害がありました。多くの命が失われ、家族や財産を失った方も多く、悲しみを禁じ得ません。

このできごとから、私たちは、何を学ぶべきでしょうか? 何を学び、何に気づくために、このできごとは起きたのでしょうか?

起きたできごとを、じっくり見てみましょう。被害が、一様にあったわけではありません。明暗を分けたのは、どこでしょうか?

この地域には、大津波が繰り返されてきました。それが、言い伝えや、地域の教訓や、昔話として残されています。それらを大事にした地域や人々は、まっ先に逃げて、難を逃れたケースが多かったようです。
・津波はこの高さまで来る。
・地下水が下がったら一目散に高台へ走れ。
・ここから下へは家を建てるな。
・海が引いたら山へ駆け上がれ。
・先に自分が避難することで、他の者への警告となる。
・想定を信じるな。

しかし、人間は、時が経てば、昔のできごとを忘れがちですし、昔とは文明のあり方が違うので、津波を軽く見たりしがちです。今回、釜石には、すばらしい防災教育が徹底され、津波のわりに被害は比較的小さくすみました。とくに、小学生の犠牲者はなく、甚大な犠牲者を出した大川小学校と比べれば、釜石市の防災対策は特筆ものでした。

三陸には、明治29年にも、大津波が来ています。その際、何と釜石町では、人口6557名中、5000名が亡くなりました。どれほど絶望的な被害だったでしょうか。釜石では、その時の学びをしっかり伝え、今回に生かされたのです。今回は、釜石市の人口39000人、死者・行方不明約1100人ですが、釜石市内の児童・生徒はほぼ全員が無事に逃げ延びました。

東日本大震災は、世界中に衝撃を与える大災害でした。ですから、そこから得る学びや気づきも、世界中に必要とされるものであるはずです。世界は、大きく変わりつつあります。20世紀には、過去を捨て去ることで文明を発達させましたが、21世紀には、過去を大切にすることが求められるようです。

伝統、文化など、文明に生きる私たちが忘れがちなものを、大切にしつつ、新しい時代を創りあげていく。そんな姿勢が必要であることをこの災害から学ぶべきでしょう。災害といえど、けっして偶然起きるのではありません。神や仏が引き起こすものでもありません。世界の原理によって、必要に応じて起きるものです。私たちが、じゅうぶんな学びと気づきを得て、未来へ生かせば、同じ気づきを必要とする災害は今後は起きません。

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