平凡な人が、創造の力を使って、人生を変えるプロジェクト

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創造の力

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[029]冬来たりなば、春遠からじ

  

 

サクセスストーリーは、必ず次の段階があります。

(1) 現状(課題、願望)
(2) 精進(学習、修行、精進、研鑽、試行錯誤、忍耐と努力の日々)
(3) 進展(現状が動き出す)
(4) 成功(課題解決、願望成就)

とくに、(2)が大事ですが、多くの人は、(2)を飛ばして(3)へ行こうとします。(2)は、つらく、苦しく、それでいて成果が見えません。成功のためには不要であると感じられますが、じつは、成功のために、最も必要なのです。偉大な成功者は、(2)をとくに強調しています。

(1)(2)(3)(4)のステップは、起承転結と考えることもできます。仏教風に言えば、生住異滅あるいは生老病死とも言えます。課題や願望に対して、ひたむきに取り組んでいく時期が、(2)です。そして、転機が訪れ、目に見えて状況が変わっていく、つまり成果が見え出すのが(3)です。願望や課題が完了するのが(4)です。

こう書くと当たり前なのですが、人は(2)を不要と思い、できるだけ省略しようとします。そして成功哲学を一生懸命見るのですが、成功哲学はまさに省きたいところの(2)を力説するので、やっかいです。「なるほど、いいこと言うなぁ。成功する人はすばらしいなぁ」と感心しつつ、自分は成功しません。

(1)と(4)は、起点と終点ですから、(2)と(3)に注目してみましょう。

陰と陽です。

例えば、カブト虫を思って下さい。勇ましい姿、強い力、堂々たる風格。しかし、彼らは、その前に幼虫でした。グロテスクで、芋虫みたいで、無力で、じっとしているだけ。幼虫時代は、土の中におり、姿が見えません。堂々たる風格はまったく見られません。彼らは、長い幼虫時代を過ごします。

活躍する成虫を「陽」とすれば、幼虫時代は「陰」です。幼虫時代をしっかり過ごさねば、成虫時代はありません。

植物も同じです。

土の上でぐんぐん伸びる時期を「陽」とすれば、土の中で、種の時期は「陰」です。陰がなければ、陽はなし。

よく見ると、自然界はすべて、陰があって陽が来ます。人間の成長もそうですね。

陰を飛ばして陽が生じることはありません。陰と陽は表裏一体の関係にありますが、時間軸では、必ず陰が先に来ます。

人間が使う「創造の力」も、秘密はこの辺にありそうです。陽を生じるためには、いかに陰を過ごすか。陰こそ大事の中の大事。成功哲学は、まさに陰の哲学です。そしてまた、宗教、神話、伝説、昔話、古典、あらゆる人類の叡智は、陰にフォーカスしています。

陰があれば、必然的に陽が訪れます。

まるで、冬の後、自然と春が来るように。

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