平凡な人が、創造の力を使って、人生を変えるプロジェクト

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創造の力

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[065]空をごらんなさい。世界が変わるから。

  

 

砂漠の真ん中で、井戸を見つけた、星の王子さまと、ボク(作者のサン=テグジュペリ)。

ボクは、王子さまが何をさがしていたか、わかりました。目に見えない大事なことを心にいだき、時間と労力をさいて行動したからこそ、ただの水がしみじみとうれしいギフトになるのです。

王子さまは言います。
「きみの住んでいるとこの人たちったら、おなじ一つの庭で、バラの花を五千も作ってるけど、・・・じぶんたちがなにがほしいのか、わからずにいるんだ」
「だけど、さがしているものは、たった一つのバラの花のなかにだって、すこしの水にだって、あるんだがなあ・・・」

さがしているものとは、たぶん、私たちが望む幸せなのでしょう。でもそれは、モノによってはなかなか実現できません。モノがいらないのではなく、モノの中にあるのに、モノは見えるけど、モノの中の大事なものは目に見えないから、モノだけ見て、大事なものを見ようとしない。

だから、私たちは、幸せがどんなものなのか、それがどこにあるのかわからなくなり、一生懸命さがそうとします。目に見えるものばかり追いかけるので、人間の動きやモノの動きは加速する一方で、幸せは逆に遠ざかってしまいがちです。でも、幸せは、どんなモノの中にでもある、と、星の王子さまは言います。

いよいよ、王子さまが地球に来て1年。王子さまは、自分の星へ帰ります。地球上での肉体を持って帰れないので、毒蛇の力をかりて、帰ろうとします。つまり、死ぬという意味です。王子さまは、ボクに悲しむなといいます。

「ぼくは、あの星のなかの一つに住むんだ。その一つの星のなかで笑うんだ。だから、きみが夜、空をながめたら、星がみんな笑っているように見えるだろう。すると、きみだけが、笑い上戸の星を見るわけさ」
「これが、ぼくの、いまいったおくりものさ。ぼくたちが水をのんだときと、おんなじだろう」

ボクは、王子さまに、ヒツジの絵を描いてあげたのですが、口輪を描いたものの、うっかり、革ひもを描き忘れてしまいました。だから、王子さまは、ヒツジに口輪をはめることができないでしょう。すると、王子さまが大事にしている花が食われてしまうかも知れません。

王子さまが帰った後で、ボクは、思います。
「空をごらんなさい。そして、あのヒツジは、あの花を食べたのだろうか、たべなかったのだろうか、と考えてごらんなさい。そうしたら、世のなかのことがみな、どんなに変わるものか、おわかりになるでしょう・・・」
「そして、おとなたちには、だれにも、それがどんなにだいじなことか、けっしてわかりっこないでしょう」

ここで、世界が変わるという言葉は、どうも、空想上のことではなさそうです。というのも、世界の様々な宗教、神話、昔話、伝承、成功法則など、人類の叡智が、同じことを言っているからです。もちろん、表現の仕方は、それぞれです。でも、目に見えない大事なものを感じるようにしてそれらを読めば、同じことに見えます。

さて、原発事故ですね。

目に見えるモノにとらわれすぎると、ほんとうに望むことから離れてしまいそうです。原発推進と、反原発の対立は、どちらかが勝つという勝負に陥ってしまうと、どっちが勝っても幸せは実現しそうに思えません。

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