平凡な人が、創造の力を使って、人生を変えるプロジェクト

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創造の力

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[074]人類史上なかった世界

  

 

1995年ごろから、2000年ごろにかけて、全世界で急速に普及したインターネット。
直接、間接に、世界へどのような影響を与えたでしょうか。

郵便や電話とは比較にならない通信の簡便さにより、人々の交流が、国境や言語や社会システムの違いといった枠組みと関係無しに、きわめて容易となりました。人々が、連絡をとりあったり、情報を得たりすることが、自由自在となりました。

だれもが、情報の発信者となれます。いままでは、情報発信できるのは、「力」をもった人たちだけであり、専門的なスキルも必要でした。いまは、力もスキルもお金も要りません。

つまり、マスメディアの立場が揺らいでいます。限られた人たちから、大多数への一方通行の情報発信の限界が見えてきました。むしろ、給料を得て情報を発信している人より、無報酬でもいいから発信したくて発信する情報の方が、あんがい質の高い側面もあります。情報は、大本営発表はすでに成り立たず、あらゆる切り口のものが存在します。国家が、原発に関する情報を統制しようとしても、不可能です。

ですから、何が正義か、という価値観も、一律ではないと気づきつつあります。情報が限られているならば、ある価値観を多くの人が信じてしまうことが普通に起こりますが、いまは、それはありません。極端な意見、または風潮が生じても、それを修正しようという動きが起きてきます。絶対的な正義はないだろうと、多くの人が学びつつあります。

それは、世界中の人々が、自分たちの小さな知恵や知識を持ち寄って、巨大な知的体系を作り上げるという、人類史上かつてなかった知的体系が育っています。過去には、戦争によって、知恵を移動させたり集積させたりということが進行していましたが、戦争などより、はるかに効率的に知恵の集積がなされています。

みんなが作る百科辞典のwikipediaがあれば、どんなことでも簡単にわかります。説明の正確さに問題ありともいわれますが、問題があれば、正されていきます。永遠に完成されることのない、成長し続ける百科辞典。

みんなで力を合わせて大きなものを作り上げる。しかし、人々に命令を下す存在はなく、人々は、自分の意志で参加する。Web2.0の概念は、人類史上なかったものです。

情報のやりとりだけではありません。

物流を激変させました。買い物は、自宅にいながら、ほぼどんな物でも簡単に購入でき、自宅まで配送されます。ネット上で、商品の評価、特徴、問題点など、簡単にわかります。国境と関係無しに、世界中で日常的に売買、配送がなされています。もっとも、多くの日本人は、いまだに、海外への販売や海外からの購入はたいそうなことであると思っていますが。

電子マネーも普及し、お金は光速化されました。ネットバンクはもはや普通のことですが、全世界で通用する電子マネーが普及しており、ほぼ世界通貨に向かいつつあります。

金融も、光速かつ大規模化し、天文学的な取引がなされたり、ちょっとしたつまづきが実体経済へ深刻な影響を与える事態も起きています。金融は、もはやコントロール不能なエリアに突入した模様で、どうやら、このまま終焉に向かっていると見えます。

お金でなんでもできるというのは、20世紀の世の中でしたが、たしかに、それだけでは幸せになれるわけではないと、私たちは学んでいます。「お金さえあれば」という価値体系は、21世紀には修正されそうです。

金融を軸とした資本主義経済は、とてつもない大規模な話でありながら、私たちの日常生活に大きな影響を及ぼしています。どちらかというと、苦しい方の影響を受けている人が多いでしょう。その原因を、身近なところで考えて、ドツボにはまっているように見える方も少なくありません。

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