平凡な人が、創造の力を使って、人生を変えるプロジェクト

モモナナじぇーぴー

メイン
創造の力

創造の力

[082]20世紀の限界はどこにあるか

  

 

20世紀のパラダイムが、あきらかに行き詰まっています。

今までは、ぐんぐんと世の中を発展させてきたのに、21世紀に入って、至るところにほころびが見え始め、失速しています。とはいえ、世界が終わるとか、人類が滅亡するとか、そんなものでもありません。

20世紀は、西洋(欧米)の国々が、世界をリードしてきました。文明の発達は、彼らのおかげであると言えるでしょう。私たちがここまで豊かになれたのは、西洋の国々のおかげです。日本の豊かさも、西洋から生じた部分がたいへん大きいです。

キリスト教文化をベースとする西洋のパラダイムは、21世紀に入って、限界が見えてきました。

キリスト教文化の限界がどこにあるかというと、二項対立的な思考ではないかと、私は考えています。

間違い、悪、不全、不足、不実、不正義、不正、不公平、不平等、病気、差別、苦しみ、悲しみ、こういったマイナス要因を設定し、それを否定し、改善しようとします。そこにモチベーションがあり、成長のベクトルが生じていました。つまり、×を否定することで○を生み出すというわけです。

21世紀型パラダイムは、東洋思考になるだろうと広く言われています。西洋型と東洋型の違いを端的に言えば、二項対立か、ホリスティックか、といって良いのではないかと思います。ホリスティックというのは、部分ではなくて、全体を通して部分を考えるという発想方法です。

たとえば、西洋医学では、病気の原因を特定し、患部に対して治療を試みます。東洋医学では、心身の調和とそこから生じる自己治癒力を高めて病気を癒そうとします。西洋医学の方が、即効的で強力ですが、病気は治っても健康が得られなかったり、副作用が出たり、薬漬けになったり、別の疾病を引き起こしたりしてしまう場合があります。東洋医学は、そのへんの障害はマシですが、時間がかかったり、症状が重いとき間に合わなかったりします。

そもそも病気になりにくい体を作るという予防医学を考えるなら、東洋医学の知見を無視できません。

ホリスティック的なパラダイムは、有機哲学、複雑系とも言えますし、持続可能な社会、循環型社会、多様性、共生などのベースになるでしょう。

○か×かで考えるには、21世紀はあまりに問題が複雑すぎます。×を否定して○、というパラダイムではなく、全てを○と想定して理論を組み立てるパラダイムが必要となってくると思います。まさに、東洋的です。

しかし、近代人は、○か×かで思考することに、あまりに慣れすぎています。パラダイムの切替は、容易ではありません。

私が「世界を救うというミッション」「世界を救うという原理」と表現するのは、世界には救われるべき現実が存在するという前提があるがゆえです。20世紀型が、×とするところの、マイナス要因です。そして、これらを否定するのではなく、放置するのでもなく、あきらめるのでもなく、そのままで良しとするするのでもなく、そのマイナス要因から学ぼうという姿勢をもつというパラダイムです。

「救う」というのは、改善ではありません。学びです。学ぶ姿勢は、世界を変えます。環境を変えます。奇跡を起こします。人間関係でも、嫌いな人から学ぼうという姿勢をもてば、激変します。

どたんば哲学は、全ての人に、自己肯定、現実肯定を促し、そこに学びを見出すことを求めたいと考えてのものです。

欲、憎しみ、嫉妬、怠惰など、いわゆる煩悩こそが、私たちの現実であり、この現実を慈しみ、愛し、そこから生じる様々な出来事から学ぼうという姿勢こそが、世界を救うというミッションに他ならないのではないかと思っています。

前へ前へ  TOPTOP  次へ次へ