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[083]第三次世界大戦の代わりが新自由主義

  

 

20世紀後半、米ソの対立から世界が2つに分かれ、冷戦状態にありました。
資本主義vs共産主義。へたすると、第三次世界大戦の危険すら、かなりありました。

結局、共産主義が自壊し、共産主義ではやっていけないことが、誰の目にも明らかとなりました。だったら、資本主義が正解で、それでいいじゃないか、というと、そうでもない。

資本主義にも2つの系列があります。アメリカ的な新自由主義と、ドイツ・日本で見られた共同体型資本主義。どちらも自由を重んじ、資本主義であることは同じです。

違いは、新自由主義が、短期的な成果を重視し、成果とは利益であること。共同体型資本主義は、長期的な成果を重視し、成果はメンバー(社員やお客様)の幸せであること。かつての日本の、終身雇用や年功序列や福利厚生や退職金や年金をお考え下さい。そしてまた、アメリカ型よりも、日本・ドイツ型の方が、成功をおさめていました。

ところが、1980年代のバブル期に、日本人は急激にたくさんのお金を手に入れ、贅沢を覚え、共同体を捨て、アメリカ型に舵を切りました。世界中で、この傾向が生じています。成功したはずの共同体型資本主義は、古くさく、じじくさく、かび臭く見えます。資本主義と言えば、新自由主義一辺倒になっています。

そこへの不安や不満も渦巻いていますが、世界はどんどん新自由主義の方へ進みつつあります。

これは、何を意味しているのでしょうか?

世界は、私たちに学びを求めているに違いありません。世界が新自由主義に覆われると、何が起きているでしょうか?

既存の共同体の破壊です。国家もそうです。国家は障壁です。国家が維持してきた社会保障は、否定されつつあります。国家が維持してきた通貨経済も衰弱しています。新自由主義的でない企業は業績を落とし、淘汰されて行きます。とうぜん、そこに関わる私たちは、リストラや倒産の嵐に呑み込まれます。地方経済は壊滅。政治も力を失いつつあります。

グローバリズム、つまり、世界が一様化する方向へ、急速に進んでいます。インターネットがそれを後押ししています。すでに、英語が世界共通語となりつつあります。ネイティブの英語と別に、世界語としての、ブロークンイングリッシュが存在しています。少ない単語で、文法に頓着せず、通じればよいという言語。

従来なら、こういった動きは、戦争によってもたらされていました。もし、今回、戦争によって現在の学びが生じるなら、それは、1カ国が世界を支配する形にならざるを得ませんし、まさにそれは、第三次世界大戦にほかなりません。私たちは、第三次世界大戦ではなく、経済によって、その学びを実現しました。

さて、グローバリズムは、私たちに幸せをもたらすでしょうか?

世界が1つになるのは、素晴らしいことでしょう。そのために、共同体を破壊する必要がある。でも、私たちは、1人では生きていけません。

とするなら、国家や企業や地域社会とは異なる、なんらかの人と人のつながりが必要となりそうです。それは、どんなものでしょうか。

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