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創造の力
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創造の力[087]21世紀を生きるための必要不可欠な条件新しいタイプのノマドワーカーは、なぜ成り立つのでしょうか? 旧いタイプのノマドワーカー(インディペンデント・コントラクター)と、新しいタイプのノマドワーカーとの違いを比較します。 スキル・・・(旧)最重要 (新)不要 旧ノマドは、非常に苦労しますが、成立することが見えやすいです。新ノマドは、あまり苦労しているように見えませんが、成立することが不可解です。 21世紀には、どちらが安定するでしょうか? 意外と、旧ノマドは、リスクが大きいです。その技術が通用しなくなる、あるいは価値が低くなる状況が生まれると、とたんに仕事がなくなります。新ノマドは、自分が商品なので、自分が通用しなくなる状況が来ない限り、どうにかなるでしょう。自分が商品であるということは、人のつながりが価値を生むということです。 新ノマドは、自分ブランドを構築し、つながりを構築し、ビジネス化しています。ビジネスになるということは、それを必要とする人たちがいるということであり、価値を創造しているということです。 ここで、誤解が生じやすいのは、「自分ブランド」です。田舎の特産品づくりでも、よくあるのは、旧来の商品そのものに、新しい名前をつけて、新しいパッケージをつくるという「ブランドづくり」ですが、これはブランドとは言えません。ブランドは、ゆるぎない信用のことです。外見をどう取り繕っても、ブランドにはなりません。 自分ブランドに必要な前提は、アイデンティティです。自分と他人はどこが違うのか。いや、違いを明示するだけではブランドではありません。他人に左右される価値観ですから。もっと、絶対的な価値観です。 「私は何者なのか」ということです。何者かといっても、「人間」ですから、もう少し突っ込む必要があります。 単純な問いですが、これを考えることなく生きている人が、あまりに多い。20世紀までは、国家に依存して生きることができました。だから、そのような問いは必要なく、むしろ有害であり、既定のレールに沿って生きることこそが、大切でした。 21世紀には、国家への依存を大幅に弱めます。もしかすると、国家はなくなるかも知れません。つまり、既存のレールはなくなります。これは、人類の未体験ゾーンです。だからこそ、「自分ブランド」が、大いなる価値をもたらすようです。 現実に、自分ブランドが価値になり得ています。 アイデンティティ→自分ブランド→つながり→ビジネス 逆に言うと、アイデンティティなくして、自分ブランドはあり得ません。 では、アイデンティティは、どこから生じるでしょうか? |