平凡な人が、創造の力を使って、人生を変えるプロジェクト

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創造の力

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[096]2種類の成長

  

 

世界は常に成長し続けている、成長することを求めていると、よく言われます。しかし、現実を見れば、世界が常に良い方へ向かっているとは言い難いでしょう。でも、常に変化しているというのは、間違いありません。常に変化していても、世界がバランスを崩して壊れたことはありません。生物は進化し続けています。

「良い」というのは、人間の価値観ですから、世界を表現するには適切でありません。

成長という言葉にも、嫌悪感を抱く人々がいます。

経済の成長といえば、どんどんお金が儲かり、生産も消費も増え、モノが豊かになっていくイメージがあります。そのために、労働者がせき立てられ、効率が優先されて人間性が阻害され、環境も顧みられなくなる。そんなイメージに違和感を抱くというのは、わからないではありません。

そこで、「そんなに成長しなくてもいいのではないか。ほどほどでよいのではないか」という意見も出てきます。

そのいっぽう、資本主義の世の中は、経済の成長を前提としており、経済が停滞すると、とたんに社会福祉ががたがたになってしまうのは、今の世の中を見れば、一目瞭然です。すると、経済成長は「なくてもよい」というものではなさそうにも見えます。

同様の「成長」は、学校教育もそうです。成績の向上を追求することは、大きな歪みももたらすが、成績などどうでも良いとはなかなか言い切れません。

「成長」という言葉が大きなプレッシャーを生んでしまっています。「成長神話」などという言葉まであります。

そうしてみると、「世界が常に成長している」という概念は受け容れがたいものに感じる人たちもいるでしょう。これは、整理が必要です。

人間が思う「いびつな成長」は、陽の側面だけ見て、陽の側面を大きくすることをめざしています。だから、なかなか幸せに結びつかない。

世界の成長とは、陰が発するエネルギーを陽が支え、変化を生み出していくことです。陰は、いかに破滅的に見えたとしても、必ず、人間が幸せと感じられる状況をもたらします。陰も陽も、しょせんは、世界そのものです。人間も、世界そのものです。

人間が幸せと感じられる状況は、「世界が成長した」と言っていいはず。そして、その過程こそ、「世界を救う」ことに他なりません。

では、世界を救うのは誰か?

世界です。

人間のいびつな成長でさえも、陰のエネルギーが、世界を成長させます。それは、人間が想定した成長とは別の形となるでしょう。

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