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[098]東洋が見直される

  

 

世界は、相反する2つの組み合わせで成り立っているという二元論と、世界は1つの真理で成り立っているという一元論についてお話ししました。

キリスト教を中心とする西洋文化は、二元論を基本としています。問題を見つけて、原因を究明し、改善を試みていく。2つの意見で議論をたたかわせ、発展や成長を見出していく。悪を定め、正義が悪を罰する。正しいことと、間違ったことを区別し、人々が共通理解を持つ。まさに、これこそが科学的な思考方法で、これによって、20世紀には飛躍的に文明を進化させ、私たちは驚くべき豊かさを手に入れました。

この、人類が成し遂げた栄光の発展は、二元論をもとにしています。つまり、○×思考です。これは、とても有効な思考方法です。どれほどすぐれた思考方法であるかは、現代の世界を見れば一目瞭然です。

しかし、現代の世界は、二元論では解決困難な(解決不能な)深刻な問題も抱えるようになってきました。戦争や紛争の根絶、民族や人種の融和、貧困、食糧問題、資源問題、経済格差、政治の迷走、資本主義経済の閉塞、社会福祉の後退、環境問題、原発、エネルギー、大規模災害・・・

世界がパラダイムの転換期にあると、多くの人が思っています。世界の多くの局面が立ち行かなくなるというのが、その証拠でしょう。

20世紀に世界をリードしてきたのは、明らかに欧米諸国、西洋文明です。

では、21世紀には、どんなパラダイムがとってかわるのでしょうか?

それは、じつは、西洋文明の中から、多くの言及があります。21世紀は東洋の時代だと。東洋人は、あまりそのような意識を持っていないようです。いまだに、西洋ばかり見ていますから。しかし、西洋の中から、東洋への注目を見かけます。

西洋が二元論なら、東洋は一元論の文明でしょう。

これはおかしなことです。ちょっと前まで、私は二元論として、陰と陽の思想についてお話ししました。陰陽は、まさに東洋の文明です。

同じ二元論に見えても、西洋的な見方と、東洋的な見方は、根本的に違います。西洋的な二元論は、陰を認識し、陰を否定することで、陽を伸ばそうとします。つまり、×を罰して、○を賞めるという感じです。わかりやすく、効率的です。だれもが共通理解を持てます。システム的です。

東洋的な二元論は、1つの真理の両面としての陰陽ですから、陰を否定や排除する思考はありません。つまり、一元論のための二元論なのです。

東洋とは、インド、中国、日本を始め、アジア各地に古くから受け継がれている思想や文化です。ヒンドゥー教、仏教、道鏡、儒教、朱子学・・・

西洋が、非常にわかりやすい一神教であるのに対し、東洋は、もう、なんでもありの多神教。神なのか悪魔なのかさえよくわからないほど、ごった煮のちゃんぽんです。曼荼羅というのは、心を表すとも、宇宙を表すとも言われますが、まあ、言ってみれば、なんでもかんでも全部ほうりこんだ世界観です。人間の体を宇宙と見なしたり、「気」という目に見えない何かが世界を動かすとか。。。

ああ、もう、すごい神秘の世界です。この文明の時代に、なにをかいわんや!

今まで、西洋人は、東洋の「未開性」を見下してきたはずだし、東洋も、東洋を捨てて西洋を学ぼうとしてきたはずなのに。なぜ今?

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