平凡な人が、創造の力を使って、人生を変えるプロジェクト

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創造の力

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[100]東洋の弱点

  

 

一神教に基づく西洋の文化は、○×思考でもって、人類を大発展させました。それは、生物の理にかなったことです。けれども、人類が、「生物としてのふるまい」をあまりに超越してしまうと、「生物の理」だけでは太刀打ちできなくなってしまいます。

どうして、生物の理が有効なのかというと、自分が生きることにフォーカスするだけで、世界を救う存在になるからです。それを超越してしまうなら、自ら、世界を救うというミッションを持たざるを得ません。

そこで、東洋が、21世紀の鍵として、主に西洋から注目されつつあります。いままで、未開の文化として見下してきたのに、意外と、すごいもん、持ってるやんけ!というところでしょうか。

東洋は、世界を陰陽(表現の仕方はいろいろですが)という「○×」から成り立っているとしながらも、それは、1枚のコインの表と裏のような関係にあるという考え方です。西洋のように、×を否定して○を伸ばすのではありません。しょせん、×も○も同じものなのだという考え方です。だから、基本的に、否定や排除は生じません。

なので、神さまや仏さまはたくさんたくさん存在してしまうし、善と悪が入れ替わったりもします。○と×が固定されていないのです。西洋から見て、東洋の文化に共通する点は、「動き、流れ、変化」だそうです。登れば、下る。良いことがあれば、悪いこともある。冬の後には春が来る。人間万事塞翁が馬。幸運に見えてもそれは不運なことなのだ。不運に見えてもそれは幸運なのだ。

こういう発想は、西洋人には苦手です。

日本でも、「道」って、そうでしょう。茶道、華道、武道、剣道、柔道、人の道、極道?・・・

道って、好きですね。ぜんぜんシステム的じゃないし、かなり精神世界です。いろんな道に共通するのは、○×思考の超越ではないでしょうか。

世界は、全てが調和しています。そして、それらは、たえず移り変わり、生々流転、栄枯盛衰を重ね、時間、空間をあやなし、いつでもどこでも美しく調和しています。調和の美。東洋の神秘です。循環型社会、持続可能な社会なんて、たいそうなことを言わんでも、そのまんまやないですか。

じつに平和的な、穏やかな、人間らしい、愛にあふれる文化ではありませんか。

どうして、私たちは、こういうものを受け継いできたのに、忘れて顧みず、ややもすると、積極的に捨てようとさえしてきたのでしょうか?

まったく、もったいない。

でもね、東洋からは、西洋のような、物質的な発展はあまり生まれていませんよ。忘れちゃ、いけません。私たちは、物質的な繁栄に度肝を抜かれ、あこがれ、西洋と同じものを手に入れようと望んだではありませんか。

人間は、美しい調和だけでは、おさまらないのです。

東洋に欠けているものは何なのか。調和こそ、弱点なのです。自然は、淀めば腐敗します。世界は、たえず更新を求めています。つまり、それを人間が認識するならば、破壊です。否定、排除、苦難、嫌悪、嫉妬、対立、暴力、破壊。これらは、調和からは生まれず、○×思考から生じます。

現在までの東洋の文化は、21世紀のパラダイムになり得ません。残念ながら。それはたんなる懐古趣味に終わるでしょう。

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