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創造の力
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創造の力[126]システムと、私西洋の文明は、ひとことで言うなら、システムでしょう。 しかし、あまりにシステムを拡張しすぎると、全体が見渡せなくなり、いたるところに歪みが生じます。それが現在の状況です。 これは、個人レベルでも同じです。 個人が抱える問題が、なぜ生じているのか、どうすれば解決できるのか、それがさっぱり見えなくなってしまっています。 従来の、システム思考では、よけい混迷を深めるだけです。 「全体を見渡す目」が必要です。これこそが、東洋的な文化です。 しかし、東洋には、システム思考がありません。ただたんに、東洋を賛嘆すればいいかというような浅い問題ではないのです。 「システム全体を見渡す目」そして「全体を見渡す目が構築するシステム」が必要なのです。 これこそが、わが家のホームスクーリングのテーマでもあります。 単なる脱学校や、反学校は、無意味です。そんなことは考えていません。 細分化され、複雑になったシステムに、全体を貫くシンプルな原理があるはず。そうでないなら、システムはバラバラとなり、世界は崩壊してしまいます。そして、そのシンプルな原理が、無限の価値を創造するはず。 昔の人は、それを、打ち出の小槌とか、魔法のランプとか、如意宝珠とか、いろんな言い方をしました。 自然科学は、自然界の法則を次々と発見していきました。これらの法則は、それぞれが独立して別個のものなのでしょうか? そんなはずはない。自然は一つ。世界は一つです。バラバラな法則がたくさんあったら、世界はバラバラになってしまいます。 自然科学のたくさんの法則は、きっと、1つのことの言い換えに過ぎないはずです。 そして、自然界の法則は、人間の心にも、人生にも、出来事にも、同じ原理が及ぶはずです。 そして、その原理は、未発見のものではなく、世界中に散りばめられているはずです。 だからこそ、人類は高度な文明を発展させられたのでしょう。 その原理をつかみたい。それを、世界中へ還元し、困難に見える問題を乗り越え、良い世の中を作りたい。 わが家のホームスクーリングの理念です。 |