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[133]なぜ、西洋は東洋を見おろすか

  

 

アメリカやヨーロッパでは、アジアが低く見られているようです。もちろん、日本に敬意を持ってくださっている欧米人も多くいらっしゃいますが。

アジアが低く見られる理由を調べてみていますが、1つには、宗教があるようです。

欧米と言えば、ほとんどがキリスト教であり、一神教です。ユダヤ教からキリスト教が生まれ、イスラム教が生まれたので、ユダヤ教を父とすると、キリスト教が長男で、イスラム教が次男となるでしょうか。神は絶対的な存在で、1人なので、神に名前すら必要ない。

人間は、神との契約なので、先祖はあまり関係ないようです。経済的な成功は、神の祝福によるものなので、何の遠慮もいりません。だから、とことん、繁栄を追求していけます。

対して、アジアは、多神教がベースです。インドは主にヒンドゥー教、中国は主に儒教や道教、日本は主に仏教と、宗教はそれぞれですが、唯一絶対の神は想定されておらず、いろんな神が、ほとんど無限に存在します。そして、世界とか宇宙とかは、何もかも含めて1つのものであるという思想があります。西洋風に言うと、ホーリズムですね。

西洋から見ると、何でもありの多神教は、未開な宗教とも見えるようです。実際のところ、日本人は、宗教に関心が低く、うさんくさいとさえ思う人が多いです。宗教を大事にしないのは、文明レベルが低いと見えるようです。

このへんの感覚は、私たち日本人には理解しにくいところです。そんなことないぞ!と反論したいものですが、日本人の宗教心について尋ねられても、なかなか即答しにくいです。

日本の仏教には、宗派がたくさんあり、それぞれ、本尊も違えば、聖典も違うし、教えもまるで違います。同じ「仏教」でくくっていることが不可解なほど相違があります。キリスト教では、どんな宗派でも、同じ神ですし、聖書も同じです。

そしてまた、歴史を見れば、現代の文明の繁栄は、ほとんどすべてが、西洋から生じており、東洋から生じた繁栄はほとんどありません。東洋のホーリズム思想が21世紀の鍵だとか、日本の伝統的な循環型社会の文化が21世紀を救うとか、そんな言い方もありますが、やや身びいきに過ぎると見えます。

アジアに住む私たちは、西洋のおかげで、繁栄を享受できています。これを捨てることはできませんし、減らすことさえできません。

どんなに東洋の思想や文化が優れていようとも、西洋の文明はその百倍、すぐれています。私たち自身が、そのように行動しています。

やはり、一神教には、ものすごいエネルギーがあるのでしょう。悪とか、不正とか、貧困とか、不便とか、そういうマイナスを徹底的に嫌い、克服していく力。一神教は、必然的に、○と×を強烈に仕分けします。そのことが、強いエネルギーをもたらします。

私たちは、東洋を自画自賛する前に、西洋に圧倒されている我らが姿を、直視すべきです。対抗意識などいりません。現実を、直視すべきです。

そのうえで、私たちの歴史を見ましょう。西洋は、東洋から学ぶべきものは少ないと思っています。私たちは、西洋のような繁栄はたしかに生みだしていませんが、西洋にできないことを、成し遂げています。たぶん、西洋は、そのことにあまり気づいていないのではないかと見えます。

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