平凡な人が、創造の力を使って、人生を変えるプロジェクト

モモナナじぇーぴー

メイン
創造の力

創造の力

[134]急成長は、東洋のお家芸?

  

 

西洋は、東洋を低く見る傾向があるようです。その理由の一つは、西洋が一神教の思想を持ち、東洋が多神教の思想を持つことにあると思っています。

そして、実際のところ、一神教の思想は、強烈な発展と繁栄のエネルギーを持っています。そのことは、現状を見れば明らかです。東洋からは、西洋のような発展と繁栄は生じていません。西洋を学ぶことで、西洋化を進めているにすぎません。

やはり、成長には、マイナスが必要なのです。悪、不正、貧困、不便、恐怖など、こういうマイナスを否定し、克服しようとするエネルギーが、限りない繁栄をもたらすのです。東洋の思想では、プラスもマイナスも同じことだという、ホーリズム思想が根底にあります。

ホーリズム思想は、調和に最も高い価値を見るものですが、そのぶん、マイナスを徹底的に嫌い、否定する力は弱いです。

では、東洋は、西洋の後追いをするしかないのでしょうか?

日本は、戦後の焼け野原から、ごく短期間に、奇跡の復興と経済成長を実現しました。これは、世界の歴史においても、奇跡的なできごとです。それだけではありません。明治維新までは、鎖国し、サムライとちょんまげの文化だったのに、明治以降、急速に近代化を進め、列強国の仲間入りを果たしました。

近年の日本は停滞気味ですが、急成長している国はどこだと言えば、中国とインド。いずれも東洋の代表国ではありませんか。それだけではありません。シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、フィリピン、ベトナムなど、東南アジア諸国の成長ぶりが著しいです。

これら、アジア諸国の成長は、独自の文明を生みだしてのものではありません。西洋へ学び、西洋化を進めることによっての成長です。

しかし、こういう成長は、西洋には難しいのではないかと思います。東洋は、多神教思想であるがゆえに、自分たちと違う文明や思想でも、柔軟に取り入れ、自分たちの文化と融合させてしまいます。勝つか負けるか、食うか食われるか、○か×か、ではありません。

かといって、自分たちの文化を捨て去って西洋化を進めるわけでもありません。

このような器用さが、東洋の強みではないかと思います。

一神教思想は、どうしても、是か非かと白黒つけたがります。違う文化を取り入れて自分自身に融合させるなどというやり方は、得意ではありません。

東洋は、多神教思想であるがゆえに、異文化を取り入れ、短期間に自分自身を変容させることが可能です。それを、西洋は、「マネしてる」とか、「二番煎じ」とか「主体性がない」などと評することもあるようですが、それは、「謙虚に学ぶ」ことの裏返しでもあります。

多神教思想であるがゆえに、謙虚に学ぶことが可能なのです。一神教思想では、なかなかおぼつかないところです。

私たち東洋は、西洋文明だけでなく、あらゆる文化を融合させることができるはずです。

西洋文明だけで21世紀を生き延びられそうにないことは、すでに自明です。西洋でなければ東洋、などという短絡的な考え方も非現実的です。世界中の知恵を、融合させたところに、人類の未来があるのではないでしょうか。

前へ前へ  TOPTOP  次へ次へ