平凡な人が、創造の力を使って、人生を変えるプロジェクト

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創造の力

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[143]「何でもあり」という最難事

  

 

学校教育へのアンチテーゼとして、オルタナティブ教育があります。学校教育がますます行き詰まりを見せている今、オルタナティブ教育への期待は高まっています。

ところで、私が知る限り、オルタナティブ教育の実践者(親)は、意外にも、禁止事項を多く設けます。テレビ、パソコン、DVD、ゲーム、小遣い、ジャンクフード、おもちゃ、マンガ、キャラクター、そして何より学校教育。

受け身なモノへの拒否が強いようです。わからないでもありません。学校教育は、受け身の人間を育てますから、そうならないようにと言う願いは、私も同じです。

ところが、禁止事項を増やすと言うことは、それ自体が子どもを受け身にしてしまっていると、私には見えます。

子どもの主体性を育てるということは、子どもが取捨選択する能力を身につけねばなりません。大人が先回りして取捨選択してしまうと、子どもは、それを受け入れるのみです。

私は、これを怖れています。子どもの主体性を育てようとして、主体性を疎外してしまうことを。

であるなら、失敗、無駄、間違い、親の意向との齟齬に、そうとう寛容でなければなりません。といっても、放任は虐待です。そうではなく、親は親の考えや意見を真摯に伝えるけれども、子どもの意見や考えが親とどれほど違おうとも否定しない。

わが家では、禁止事項はありません。テレビ、パソコン、DVD、ゲーム、小遣い、ジャンクフード、おもちゃ、マンガ、キャラクター、そして何より学校教育、すべてOKです。パソコンは、4人の子に1人1台ずつ与えています。小遣いは、5歳以上に、毎月1000円ずつ渡しています。そのかわり、使いきってもそれまで。追加はありません。最初はもらうと同時にすべてを使いきっていましたが、だんだん、計画的に計算しつつ使うようになってきました。すばらしい学びです。

マンガもいいですね。学習漫画、伝記マンガ、手塚治虫、白土三平、ドラえもん、はだしのゲン、すばらしいじゃないですか。

私が子どもの頃見ていたテレビ番組、今から思うに、奥が深いですね。妖怪人間ベム、人間の心の闇と葛藤を描きます。サスケ、父子の関係と人の生き様。仮面ライダー、悪から誕生した正義の矛盾に苦しみつつ悪と闘います。自分自身への怒りかな。タイガーマスク、戦災孤児の孤独と人の温かさ、男の命がけの意地。巨人の星、スパルタ親父の愛情と、男の信念、友情。

こういう、昔のアニメをDVDで見せると、子どもたちは、夢中になります。最近のアニメより昔のものを好みます。不思議なことに、タイガーマスク、巨人の星、妖怪人間ベムなど、娘たちも大ファンです。たくさんのことを感じ、学んでいます。これを禁止するなど、もったいない。わが家では、親が積極的にアニメのDVDを見せています。

学校教育、いいじゃないですか。学校教育がどんなものであるか、子どもたちも知るべきです。親の意見も言います。親とは違う情報源から、学校について知るべきです。ほとんどの子どもには、学校に行くという選択肢のみあります。わが子には、どちらの選択も可能です。そして、わが子は言います。「どうして学校に行かないといけないの? どうして子どもは学校に行くかどうかを選べないの? どうしてうちはホームスクーリングができるのに、よその子はできないの?」

パソコンの使い方を子どもたちに教えてはいません。わが家のファイルサーバには限定的にアクセスできるようにしてありますが、インターネットは無制限です。2年生にもなると、自分でかってにキーワード検索し、必要な情報を入手しています。パソコンを壊してもかまいませんが、子どもごときに壊すことはなかなかできません。長男のパソコンは、長男の自作です。

文房具、本、電気パーツ、工作材料、大工道具など、ほぼ無制限に与えています。無駄はOK。必ず学びが生まれます。

わが家のように、何でもありというご家庭は、私が知る限り皆無です。そんなに難しいでしょうか。無いということは、難しいのでしょう、きっと。でも楽ですよ。子どもの笑顔を見られることは、最大の幸せですし、親のモチベーションもMAXです。あ、だからこそ、難しいのかも・・・

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