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創造の力

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[152]社会保障の消滅

  

 

新自由主義経済が、世界中で進行しています。

これは、市場経済にまかせておけば、すべてがうまくいくという考え方です。政府があれこれする必要はない。必要なことは、規制緩和です。

この考え方に沿えば、政府はどんどん役割を小さくしていきます。行政の仕事を民営化していきます。

アメリカでは、行きすぎではないかというところまで進んでいます。教育を競争にさらし、民営化を進めることで、「落ちこぼれ」を拡大し、さらにお金がなければ満足な教育を受けられず、所得によって格差が固定されていく。学力の低い生徒には未来がなく、軍のリクルーターの格好の餌食となり、戦場へ送られる。医療も民営化が進み、お金がなければ治療を受けられない。でも、治療を受けざるをえない。個人破産の大部分は医療を受けたことによります。富める者は薬漬けとなり、貧しい者は借金漬けとなる。

日本も、徐々にその方向へ進んでいます。

少子高齢化と経済の頭打ちは、どうしても社会保障を崩壊させてしまいます。社会保障は、けっきょくお金の問題であり、お金がなければ壊れざるをえません。

私たちは、手厚い社会保障に守られ、「安定した」暮らしが末永く続くと錯覚してきました。

もはや、砂上の楼閣です。新自由主義経済を否定し、社会福祉国家をめざそうにも、先立つものがありません。

では、私たちは、お金という魔物の餌食になるしかないのでしょうか?

アメリカで教育や医療の悪循環が生じている背景をよく観察すれば、恐怖によるものだと見えてきます。学歴がなければ、低賃金のアルバイトしかできないという恐怖。そのために学資ローンを組んで高額な学費を払った結果が、低賃金のアルバイトと高額の負債。学歴をつければ高収入を得られるという構図が崩れているのに、無理して学歴を身につけ、負債のみ背負ってしまう。

健康のために医療を受けようとして、経済苦を背負ってしまい、生きるに生きられなくなっていく。

傍目で見るに、不思議な光景です。

学歴に意味がないと見えているのに、意味のないものにたいして過度の負担を背負う。カロリー過多の食事と不健康な生活をしつつ、医療に頼る。

その滑稽さは、恐怖が生み出すものです。

危ないです。日本もその道を歩きつつあります。

社会保障を求めるのも大事ですが、それは、一方的な要求でもあります。私たちにできることがかなり大きく存在するのに、それをせず、他者へ要求することは、良い結果に結びつきません。

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