平凡な人が、創造の力を使って、人生を変えるプロジェクト

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創造の力

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[164]破滅こそが調和

  

 

私たちは、安定というものが人生に存在していると考えがちです。

しかし、世界はたえず変わり続けています。もしも安定というものがあるとすれば、それは、激しい動きそのものにおけるバランスでしょう。ちょうど、独楽が激しく回り続けている時が最も安定しているように。自転車も、走り続けていないとこけてしまいます。

安定とは、静止状態であるという考え方は、現実離れしています。

実際には、安定を求める人でも、安定した人生はあり得ず、たえず問題や苦しみや満たされない思いに追われています。

生物も、自然も、静止した安定などどこにもありません。どんな存在にも、生老病死、あるいは生住異滅があります。老いも病も死も、苦しくつらいことです。それ自体が、「問題」であって、破滅そのものです。しかしその一方、老いや病や死が、私たちに気づきと学び、そして成長をもたらしますし、その中にこそ、安らかな幸せがあります。

破滅というのは、物事の一面の見方に過ぎません。

破滅の中にこそ、美しいものがあります。

私たちの日常でも、小さな破滅を繰り返しています。破滅という言葉は少々大げさですね。昨日までの何かが壊れ、新しい今日が生まれる。そんなことが繰り返されています。

変わらない日々が安定なのではなく、変わり続ける日々に感謝することこそが安定です。

感謝するというのは、その中に美しいものを見出すがゆえに起きる感情です。

破滅こそ、美しい。戦争や災害を肯定するのではありません。その出来事を受け止め、真摯に学び、明日へ生きようとする姿が美しいのです。

ドラマや小説で感動するのは、まさにこんなシーンでしょう。

そして、このような美しいシーンにおいて、人間は、大いなる力を発揮します。などというと、オカルトめいていますね。人間に秘められた力と考えてもいいですが、破滅の後には、新しい未来が生じるものです。人間が未来を自由に創り出すようで、そうでもなく、未来は自然と必然的に生じるものです。

ただ、未来はランダムに生じるのではなく、現在の続きとして、つまり現在の結果として必然的に生じます。だから、未来を創るということは、望む未来につながるような現在を生きることに他なりません。

そして、望む未来を生じるには、必ず、現在において、何らかの破滅があります。破滅という言い方は日常的ではありませんね。「どたんば」と言い換えましょう。どうにもならない最終局面です。

なぜ、人が、思うような人生を生きられないかというと、どたんばを避けるからです。だから、望む未来が生じません。

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