平凡な人が、創造の力を使って、人生を変えるプロジェクト

モモナナじぇーぴー

メイン
創造の力

創造の力

[172]創造というパラダイス

  

 

世の中は、対立で満ちあふれています。

原発推進 vs 原発反対。環境保護 vs 経済成長。社会福祉 vs 新自由主義。権力 vs 庶民。富 vs 貧困。大きな問題から、身近な問題まで、あらゆるところに対立がみられます。夫婦の対立、親子の対立なんていうのも珍しくありません。

ほとんどの場合、対立が生じると、どちらが勝つか負けるか、という方向へ進みがちです。そして、対立はますますエスカレートし、抜き差しならぬ憎悪にまで発展しかねません。

しかし、そうなってしまうと、勝者でさえも失うものが多く、真の勝者たり得ないことも少なくありません。ましてや、敗者は遺恨をひきずるかもしれません。

私は、ここまで、「マイナスこそ創造の源泉である」というようなことを繰り返し書いてきました。対立においては、お互い、相手がマイナスです。対立という事象そのものが、マイナスです。

人対人でなくとも、深刻な出来事が、その人にとっての対立事象かもしれません。

対立がおきているなら、大きなチャンスです。そこにこそ、大いなる創造がうまれます。

対立においては、「私は正しいのに、相手は間違っている」というパラダイムが双方で生じています。まず、これを克服しなければなりません。

対立を突き詰めれば、勝ったところで良くはなりません。相手は、そんなに悪人でしょうか? おちついて考えれば、そんなことはないですよね。もし相手に犯罪行為があるなら、別途、対応が必要です。たいがいは、そういうものではありません。自分がかってに相手を悪く思っているだけです。

そしてまた、相手からみると、自分は悪者です。このような視点は、なんともいいかげんなものです。だからといって、相手に屈服する必要はありません。

対立において、劇的に変化をもたらす方法は、じつに単純です。だれにでもできます。

「あなたと私は意見が違うようです。あなたの考えを、じっくり聞かせていただけませんか?」

これだけです。そして、相手が言うことに、耳を傾けます。反論したくなっても、何も言いません。相手がとことん話し尽くすまで、黙って聞きます。相手の心を理解しようと、務めます。私が相手と同じ意見になる必要はありません。ただ、相手に私の意見を押しつけようとする気持ちをいったん捨てるのです。

たった、これだけです。複雑な理論やシステムは不要です。

真摯に、相手の言うことに耳を傾ける。この単純な行為が、いったいどれほどの価値を生み出すでしょうか。そして、まさにそれこそが、想像もできないような満足感と幸福感を生み出すのです。

これは、対立においてしか、生じません。深刻であればあるほどよい。だからこそ、マイナスは宝なのです。

前へ前へ  TOPTOP  次へ次へ