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[178]『7つの習慣』と学び

  

 

『7つの習慣』という、成功哲学の金字塔とも言える名著があります。ナポレオンヒルの『思考は現実化する』や、ドラッカーの『マネジメント』などとならぶ偉大な書です。

『7つの習慣』には、「成功には原則があった!」という副題が付されています。

著者のスティーブン・R・コヴィーさんは、アメリカの建国以来、アメリカで出版された「成功」に関する文献を徹底的に研究しました。そして、「驚くべき傾向」を発見しました。

最近の50年間の文献は、テクニックや対処療法に終始しており、問題の根本を考えないため、何度も問題が再発してしまいます。コヴィーさんは、それらを「個性主義」と呼びます。

対して、はじめの150年間は、それと著しく対照的なものであり、「人格主義」と呼べるものです。誠意、謙虚、誠実、勇気、正義、忍耐、勤勉、節制、黄金律などが成功の条件として取り上げられていました。この人格主義では、成功するには、原理原則を人格に取り入れる以外に真の成功を達成し、永続的な幸福を手に入れる方法はないと、されています。

そして、人の成長や人間関係も、自然のシステムであり、「農場の法則」が支配していると言います。学校は、人工的なシステムであり、個性主義に該当します。農場では、場当たり的な詰め込み主義で作業することは、愚か以外の何者でもありません。蒔いたものしか収穫することはできず、近道さえありません。

なんと、古典的な人生観でしょうか。

近年の、激しく時代が変わる世の中にあって、私たちは、「最新」「最先端」に目が行きがちです。そして、そういうものをフォローしていくノウハウ書がたくさん出されています。

最新ノウハウや最新ツールが不要とは言いません。しかし、最新ノウハウや最新ツールだけで成功することは不可能なのです。いや、短期的には、成功と言える状態を作り出すことはできないわけではありません。

それが、私たちの求める「真の成功」なのでしょうか?
それが、私たちの求める「問題解決」なのでしょうか?

最新ノウハウや最新ツールを生かすにも、それらを生かすための土台が必要です。それこそが、「人格主義」として語れられている部分です。

私たちは、学びを、あまりにノウハウ化していないでしょうか。

『7つの習慣』は、ビジネス書でありながら、会社、家庭、個人、人生のすべてに適用可能です。

『7つの習慣』を学校教育に取り入れて、めざましい成果をあげた実例も報告されています。ノウハウ化されがちな学校教育に、人格主義が欠けている。「道徳」などという、偏狭な概念ではありません。学びが結果を出すのに必要な要件は、ノウハウではなく、人格主義なのです。

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