平凡な人が、創造の力を使って、人生を変えるプロジェクト

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[206]時間の取扱説明書 誕生期に「良い未来」が決まる

  

 

丁稚奉公は、成功のための避けられない過程です。誕生-成長-衰退-消滅という4サイクルにおいては、誕生期にあたります。

ところで、人間だれでも思うような人生を歩めるはずでありながら、実際は、なかなかそうはいきません。4サイクルは、いちど動き出すと、途中で違うものに変わることはありません。軌道修正したいなら、別の4サイクルを新たに生み出すこととなります。

つまり、自分にとって、良い未来であるかどうかは、誕生期に決まってしまうものなのです。

人間の出産に例えて考えるとわかりやすいでしょう。ただしこれは、人間の一生が誕生時に決まってしまうという話ではありません。あくまでも、4つのサイクルを人間に例えているだけです。「良い未来」というのは、自分が望む未来であるかどうかという意味であって、善悪は関係ありません。

胎児は、しかるべき時間をかけて準備する必要があります。早く生まれようとあせるなら、いろいろ無理をすることになります。苦難の努力を重ね、しかも、得られる結果は、望むものではありません。まことに、人生は苦しみであると観ずるほかないでしょう。

いっぽう、胎児としてのつとめに集中し、落ち着いて時間を過ごせば、「その時」に至ると、無理なく自然に産気づいて、誕生します。

胎児にとって、どんな人生を歩むかが最も大切なミッションであるので、早く生まれるかどうかは関係ありませんし、胎児期にあせっても、ミッションには関係ないことです。それよりは、ミッションを大切に育み、時が至るのを待って、精進するのが、最も肝心なはずです。

丁稚奉公も同じです。

大事なミッションは、独立後の人生ですから、丁稚奉公を早く終えるかどうかは関係ありませんし、あせったところで、ミッションには無関係です。時が熟すまで、なすべき精進に集中することが、ベストです。

しかし、多くの人は、丁稚奉公を苦に思い、早く切り抜け、何とかしたいと、焦り、無理を重ねます。すると、苦労ばかり多くして、結果は望ましくないものとなりがちです。

丁稚奉公は、必ずしも苦行ではありません。胎児期が苦行とは限らないのと同じことです。苦行となるのは、ミッションが明確でないため、焦りが出てしまうためです。「こんなことをしていてもどうにもならない」と、勝手に思ってしまうのです。そして、小手先のノウハウやテクニックに走ろうとします。自分ができておらず、時期も熟していないため、当然ながら、うまくいきません。ますます焦り、ますますテクニックを追い求めます。「何とかしなければ」と、妄想にとりつかれてしまいます。

この状態から、絶対に「良い未来」は生まれません。

良い未来のためには、確固たるミッションが必要です。ぶれることのない、ミッションです。目の前で何がおきようとも、泰然自若としていられるようなミッションです。すると、丁稚奉公といえど、苦行ではなくなります。ミッションへ向かって、力強く前進していると、ひしひし感じられれば、喜び勇んで丁稚奉公に励むことができます。

この流れができれば、何もかもがうまく進んでいくと見えませんか?

これはじつに、世界中に昔々から伝えられている「人の振るまい」なのです。すべての宗教、すべての伝統文化は、それぞれのやりかたで、このことを伝えています。そしてまた、人が何らかの成功を手にするとき、必ず、この流れに乗っています。

ミッションの具体的な形は人それぞれですし、丁稚奉公の状況もそれぞれなので、個々の事例が別々のものに見えてしまいますが、その仕組みは驚くほど単純で、同一なのです。

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