メイン
創造の力
|
創造の力[221]空間の取扱説明書 批判ばかりの不幸世の中には、悪いニュースが満ちあふれています。なにより、私たちは、良いニュースよりも悪いニュースに関心があります。他人が成功したというニュースはつまらない。他人が失敗したとか、不幸になったとかいうニュースの方が、わくわくします。 あなたもそうじゃないですか? 違う? そして、多くの人は、身のまわりの何につけ、批判ばかりします。政治のこと、経済のこと、妻(夫)、子ども、学校、会社、上司、近所の人、とにかく「オレ様評論家」的に、ばっさばっさと切って捨てます。 気持ちいいですよね。 でも、よく考えてみてください。批判ばかりする人で、自分の人生を生きている人がいるでしょうか? 批判というのは、自分と他人を別の存在と考え、他人より自分が偉いと思うからこそ、できるものなのです。そして、批判は、自らの行動を伴いません。 やっぱし、最悪ですね。「オレは偉い。行動なんかするもんか!」 本人は謙虚に生きているつもりかもしれませんが、傲慢です。 しかし、彼らは、尊大な自尊心を持っているのではなく、臆病な自尊心を持っているように見えます。というのは、自尊心のある人なら、自分の進む道を知っているでしょうし、そのために自分を成長させていくことにためらいがないはずです。 つまり、自分への批判と、即、行動。このような生き方は、謙虚で尊敬に値すると思いませんか? 他人を批判し、自らは行動しない人。自信がないのでしょう。自分を成長させる自信が。そして、自分を成長させることなんかできないと思っているのかも知れません。 批判すべき他人は、じつは自分を成長させてくれるありがたい存在です。だからこそ、批判したくなるのです。 成長は、自己否定を伴います。自分を批判する勇気をもてば、成長できます。 人間として生まれてきた以上、成長できない人なんかいません。成長には、才能もスキルも環境もまったく関係ありません。必要なのは、自分の意志と勇気だけです。 自分と他人、つまり世界は1つの存在です。だから、他人を批判することは、自分を批判することに他なりません。 他人を批判している自分の言葉に、耳を傾けましょう。実はそれは、自分に対して言っている批判なのです。そして、その批判を、素直に受け入れましょう。すると、あなたは、変わります。 じつに簡単なプロセスではありませんか。 私は、大きく成長し、自分の人生を歩きたい。そして、あなたにも、あなたの人生を歩いて欲しい。 もし、あなたが他人を批判ばかりしているなら、きっと、あなたは今、思うようにならない状況にあるでしょう。いいじゃないですか。そこに最大の手がかりがあるのです。 |