平凡な人が、創造の力を使って、人生を変えるプロジェクト

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創造の力

創造の力

[224]空間の取扱説明書 相乗効果のマジック

  

 

多様性から相乗効果を発揮することが、創造の力だと書きました。創造とは、1人の天才によって成されるものではなく、多くの凡人の相乗効果で成されるものです。

今、世界中を飛行機が飛びかい、地球上のどこへでも、果てしない旅をすることもなく行けてしまいます。荷物も運ぶことができるし、超高性能の戦闘機まで作られています。少し前の時代にはSFに過ぎなかったことが、ふつうに現実となっています。

飛行機の最初は、というと、1903年、ライト兄弟による有人飛行の成功です。なんと、たった100年前のできごとなのです。ライト兄弟は、不可能に見える有人飛行に挑み続け、当時としては極めて高度な科学的視点から飛行のメカニズムを解明し、また同時に技術的工学的に着実な手法を取りました。つまり、ライト兄弟が創造を成し遂げたように見えて、そこにじつの多くの人々の蓄積とともに、彼らの成功があったのです。

他にも、有人飛行に挑んでいた人々もいましたが、誰よりも、ライト兄弟が、人類の相乗効果を広く用いたと言えます。天才や運命のなせる技ではなく、まさに、人類の多様性を相乗効果に転ずることで、なされるべくしてなされた成功なのです。

さらに、ライト兄弟の成功後、そんな馬鹿なことがあるはずはないと、逆風が吹き荒れました。大学の教授や科学者が、新聞等でライト兄弟の試みに「機械が飛ぶことは科学的に不可能」という旨の記事やコメントを発表しました。これがまた、多様性の相乗効果なのです。

成功時に、皆が拍手してしまったら、それ以上の発展が描けません。徹底した反発が、奇跡的な発明・発見を、短期間に飛躍的に実用化させてしまうのです。

1940年ごろ、第二次世界大戦では、すでに戦闘機が主流となっていました。ライト兄弟の「あり得ない有人飛行」から、わずか40年足らずです。それより前、1930年代には、すでに飛行機に乗ることは「命がけ」ではなくなり、安全な交通手段となっていました。1950年代には、ジェット旅客機が登場し、1960年代にはジャンボジェット機が世界を結ぶようになりました。ライト兄弟から、たったの60年です。

ライト兄弟の成功以後、非常に多くの方々が、飛行理論の研究、命がけのフライト、資金協力、飛行機製造などにたずさわり、あっという間に飛行機社会ができあがってしまいました。

とてもとても、1人や2人の力でなし得るものではありません。

飛行機を例に取りましたが、どんな発明や発見、創造でも、同じ構造を持ちます。自分一人の力で何とかしようとする人は、たいしたことができずに終わります。

人類が持つ多様性は、まさに人類の宝なのです。

飛行機は、戦争にも用いられ、空襲、原爆など、大量殺戮を可能としてしまいました。しかし、そのことによって、私たちは、多様性を争いから相乗効果へシフトさせねばならないと学んだのです。

人類は、完全無欠の神ではありません。たくさんの間違いをし、たくさんの不幸を作ります。それだからこそ、多様性の相乗効果で、問題解決に取り組んでいかなければいけません。

ガンジーが、いいことを言っています。(いいことばかり言っていますが・・・)

“First they ignore you, then they laugh at you, then they fight you, and then you win.”
「はじめに彼等は無視し、次に笑い、そして挑みかかるだろう。そうして我々は勝つのだ」

「我々」が相乗効果を生むのみならず、「無視する彼ら」「笑う彼ら」「挑みかかる彼ら」のすべてが、相乗効果に加わっているのです。ガンジーの実践もまた、途方もない相乗効果を活用したものでした。

では、私たちは、どうやって、相乗効果を活用すればいいのでしょうか?

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