平凡な人が、創造の力を使って、人生を変えるプロジェクト

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創造の力

創造の力

[227]空間の取扱説明書 究極の大きな視点

  

 

多様性がもたらす相乗効果が、創造の力そのものです。

多様性とは、どうしたって1つにまとまることのできない相違を言いますが、大きな視点で俯瞰することで、思いがけない統合が可能になります。思いがけないというのは、相違にこだわる小さな視点からはとうてい見えないものだからです。

20世紀は、科学技術、文明の加速度的な発展がもたらされました。あらゆることが、専門化、細分化されて、とことん追求された成果です。

ところが、あまりに専門化、細分化しすぎて、かえって解決困難な問題が多く生じてしまいました。環境問題にせよ、戦争にせよ、貧困にせよ、民族紛争にせよ、政治の行き詰まりにせよ、経済の停滞にせよ、専門的見地では解決が見通せません。そこで、総合化、統合化が叫ばれるようになってきました。

協働、コラボレーション、異業種交流、産官学の連携、専門分野の横断的プロジェクトなど、いたるところに、その方向性が見られます。

多様性から相乗効果をもたらす絶好のチャンスですが、単に仕事の分担で終わってしまうケースも多いようです。

そもそも、どんな学問も、どんな事業も、どんな活動も、何らかの形で人々の幸せを実現しようとするものではないでしょうか?

そうでない学問や事業や活動があれば、それは全くの独りよがりですし、この世に存在する理由も価値もないでしょう。

人々の幸せを実現しようという目的において、すべての学問、事業、活動は、1つになれるはずです。大きな俯瞰とは、こういうことなのです。そして、幸せにしたい人々が狭い場合、両者において、競合することが起こりえます。すなわち、究極の俯瞰とは、世界を救うということに他なりません。

そしてまた、世界を救うという視点よりも大きな視点は、存在しません。

もちろん、1人、あるいは1つの組織で世界を救うことなど、できるわけがありません。だからこそ、相乗効果が必要なのです。相乗効果を生むためには、必ず、多様性を尊重することが避けられません。コヴィーさんの言葉で言えば、「理解してから理解される」あるいは、「感情移入の傾聴」となります。

自分が考える「世界を救う」が、独善的だったり、偏っていたりすると、自分と矛盾する意見を傾聴することはできません。傾聴すれば、自ずから、独善的な部分が修正されていきます。

だから、自分と大きく違う多様性で相乗効果を生み出せば、必然的に、世界を救うというミッションが練り上げられていきます。

人間、だれでも、世界を救うというミッションを持っています。ミッションとは、ふだん、意識することのない、それでいて、自分の考えや判断や行動のバックボーンとなっている究極の価値観です。

救う世界が最も小さいとき、「世界を救う」とは、自分一人を救うという意味になりかねません。この状態では、自分以外の全ての人と競合してしまうでしょう。人だけでなく、できごとも、自然も、あらゆるものが、自分と競合するでしょう。だから、孤独を感じざるを得ません。孤独に耐えきれなくなったとき、「救う世界」が、広がります。少し、多様性との相乗効果が生まれるでしょう。そしてそこには、大きな感動を伴うはずです。

救う世界が、分け隔て無く、すべての世界に広がったとき、大いなる奇跡が起きます。

組織の文化が、「世界はすばらしい」となったとき、その組織は、大偉業を成し遂げることになります。

「世界を救うというミッション」など、どうやって持ったらいいのかわからないという質問をよく頂きます。その答えは、こういうことなのです。

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