平凡な人が、創造の力を使って、人生を変えるプロジェクト

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創造の力

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[247]学ぶために教える

  

 

学ぶためには、自分の考えや意見を横に置いて、他人や出来事や自然を素直に理解することが最も重要です。

学ぶために大事なことが、もうひとつあります。とてもよく言われることですが、「教える」ことです。他人に教えれば教えるほど、自分の学びが深まり、知識が増え、知恵がふくらんでいきます。

私が発見した真理ではなく、それこそもう、世界中で昔から言われていることです。

学校教育は、基本的に競争原理です。生徒たちが力を合わせて学力向上を目指すのではなく、個々の生徒が競争し合うことで、底上げを図ろうという仕組みです。そのこと自体が間違っているとか、無意味だというわけではありません。たしかに、競争もあってしかるべきです。

ただ、競争一辺倒では、とても大切な事柄が、欠落してしまいます。欠落している「大事なこと」にうすうす気づいていても、競争に明け暮れるがゆえに、振り返る余裕がありません。競争に取り残されないよう、そして、少しでも上位へ食い込めるよう、死力を尽くすしかありません。

若い学生さんたちは、世の中には競争原理しかないと、本気で思い込んでいる人が多く、びっくりします。win-winの関係など現実離れした理想論だと、本気で信じ込んでいる人が多いので、驚きです。

やはり、学校教育の仕組みが、そのように育ててしまったのでしょうか。

現実の世界は、競争原理に見える部分「も」ありますが、中心たる原理は、共生です。理想論でも何でもありません。人間が1人で生きていけるなどと考える方がどうかしています。もし競争原理が世界を支配していれば、人間の社会はどんどん弱体化し、人間の文明は衰退し、人類は滅亡してしまうことでしょう。

人間の文明は、どうやって発展してきたでしょうか? 競争によってでしょうか? 違います。誰かの役に立つこと、誰かを幸せにすることを求め、多くの人の力を結集して実現し、さらに多くの人々がよってたかって、それをさらに良いものとしていく。食うか食われるかの競争原理でこんなことは実現しません。

たとえば、あなたが最近買ったもの、どんなものでも、思い起こしてください。それにお金を払うことで、あなたは損をしましたか? たまにそういうこともあるかもしれません。でも、常に買い物が損であるなら、生活は行き詰まります。あなたは、お金を払うことで、何かが可能となったか、何か満足を得たか、何かの問題が解決したか、そのような結果を得たことでしょう。だったら、売った方も、買った方も、幸せではありませんか。

そもそも、商売とは、そのようなものです。誰かが金儲けをすれば誰かが損をするというようなトレードオフではありません。そんな社会は成り立ちません。

もちろん、悪事や詐欺や暴力も、世界にはたくさんあります。それさえも、結果的に、私たちに共生を促す働きをしています。

さて、学びへ話を戻します。自分が知っていることを、他人へ教えると、自分が損をするような気がします。せっかく苦労して身につけた知識や技術なのだ。簡単に他人へ教えてたまるかいな!

日本の昔話にも、「与える人」と「ケチな人」の組み合わせでできているお話がたくさんあります。はなさかじいさんもそうですね。これは、世界中に伝わる、真理そのものです。ケチな人は、どんどん失い、与える人は、どんどん豊かになる。

学びも同じです。最も学びを効果的に進めたかったら、自分が苦労して得た学びを、惜しげもなく他人へ与えることです。与え続けると、知らぬ間に、途方もないリターンを得ています。

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