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創造の力

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[261]天命と自然

  

 

ヒーローズ・ジャーニーと『自然なお姫さま』は真逆に見えますが、じつは同じことを言っています。

人間、何かの結果を出そうとすれば、ふつうは、その目標に向けて、どうやって達成したらいいか、その道筋や方法を考えます。戦略とか戦術とかいわれるものです。

とくに、欧米の効率主義的な発想においては、非常に重要です。

それに対し、とにかくコツコツと努力し続ければどうにかなるという、まあ、日本的な、根性論的なやり方もあります。たしかにこれでどうにかなるという場合もあります。

でも、「大きな結果」を出す「偉大な成功者」は、そのどちらでもありません。

そもそも、目標に向けて計画を立てて進めていけるのは、それが創造を要しない既知のパラダイムだから可能なのです。かたや、根性論でどうにかなるのは、ある条件を満たしたときに限られ、そうでない根性論は、玉砕に終わる可能性が高くなってしまいます。

根性論は、そもそも非合理的なやり方を貫いて合理的な結果を上回ろうという、かなり強引なやり方です。だから、他の人々や周囲を圧倒するような強い信念が不可欠です。そして、その信念を支える根本たるミッション、つまり、自分は何を達成したいのかという強烈な思いが必要です。

やみくもに頑張るだけでは結果は伴いません。しかも、他人から強いられた根性論は、最悪です。そんな手法は、本人からしたら、苦痛以外の何者でもありません。形だけ頑張ったところで、結果など期待できるはずがありません。「ミッションなき根性論」は、合理主義に勝てません。太平洋戦争で日本がアメリカに太刀打ちできなかった理由の一つが、この「最悪な根性論」vs「徹底した合理主義」にあったと言われています。

では、『自然なお姫さま』は何なのでしょうか?

先の計画を持っていないので、合理主義ではなさそうです。大事なのは自然であって、根性ではありません。根性主義でもなさそうです。依存主義でもありません。依存する相手がありませんし、依存心があれば、不平不満が絶えないはずです。自然なお姫さまには、何の不平不満もありません。これは、究極の自立を意味します。

物語であろうと、実在の偉大な成功者であろうと、凡人にはなし得ない偉業を達成した人は、まず、多くの場合、自然なお姫さまスタイルです。

未来を予定し、計画をもって創造を成し遂げることは、不可能です。それを創造とはいいません。創造とは、今ないもの、今見えていないものを実現することが創造なのですから、計画などあり得ません。

そして、創造とは、一部の「選ばれし人」にのみ可能なのではなく、誰にでも可能である。誰にでも創造の力があると、もちろん私にはそんな証明はできませんが、古くから伝わる宗教、神話、昔話など、世界中の叡智が、異口同音にそう示しています。

そしてまた、そのような叡智は、ヒーローズ・ジャーニーのパターンを持っています。

ヒーローズ・ジャーニーは、何によって始まるか。天命です。またの名を、ミッションと言います。

天命は、他人から与えられるものではありません。自らの心がどうしようもなく抱える思いです。だからこそ、それへ向けて、すべてを捨てて突き進むような信念が湧いて出ます。どうすれば信念を持てるかと、よく尋ねられます。簡単です。ミッションを見出せばいいのです。信念をもつことなどできません。ミッションを見出せば、自然と信念が伴います。

天命(ミッション)を見出したときに、旅が始まり、不遇の時を過ごし、メンターを得て、不可能という壁を超え、新たな自分となって、戻ってくる。ヒーローズ・ジャーニーです。

そしてまた、自然なお姫さまが、なぜ自然に身をゆだねることができるかというと、ミッションのゆえです。ミッションを実現する方法など、わかるわけがありません。自分の目の前にある道が、どのように見えようとも、それはミッションへ続く道なのです。それが自然です。

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