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創造の力
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創造の力[281]創造は、世界を救うこと潜在意識が、たぶん、神や仏の正体なのでしょう。そうすると、科学も宗教も融合されます。 潜在意識については、プロセスを科学的に実証することが難しいですが、ある方法をとればある程度再現可能であるということがだんだん明らかになりつつあります。 つまり、どうしてそうなるかはわからないけど、こうすればそうなるということはだいたいわかってきた、という感じです。 潜在意識を活用するためのプロセスとしてほぼ共通しているのは次の4点です。 1. リラックス(瞑想、脱力) それらは、こう言い換えられます。 1. 理屈で考えない。 この4つの条件が、1つでも欠けると、潜在意識は働かないようです。 この際、根性とか努力とかいう精神力は、かえりみられません。根性が必要であるということは、そこに無理があるのでしょう。「自然なお姫さま」からかけ離れた状態なのでしょう。 だからといって、ぐうたらに怠けて願望が成就するわけでもありません。行動が必要なのです。その行動を苦痛に感じながらするならば、「根性」が必要でしょうし、苦痛に感じないならば、べつにたいしたことではありません。 行動といえど、「今、目の前」を越えて何かしようとすることは、うまくいきません。それは、欲望であり、手っとり早く結果を得ようとすることです。結果が出るには、しかるべき時間や縁が必要です。それをショートカットしようとしても、無理というものです。世界は、あなたを中心に回っているのではありませんから。 さて、この4つの条件、すばらしい発見に見えて、何か、不足を感じます。これによって、幸せになれるのかどうか、ということです。すべての人間は、幸せになりたいと願っています。幸せの形は人それぞれであろうと、自分が満足できるような人生を送りたいと願っています。それは誰も否定できないでしょう。 潜在意識を活用することで、幸せになれるのか。 潜在意識が、神や仏と同義ならば、幸せになれるはずですね。そういう視点に立ってみると、見落としに気づきます。潜在意識の活用が説かれるならば、必ず第5の条件が伴われます。ただし、見えにくい形で述べられていることも多いです。 5. 世界への愛、感謝。 宗教的なニュアンスを伴うので、この表現が避けられることもありますが、そもそも第5の条件は、競争原理の克服そのものでもあります。1〜4の条件だけでは、競争原理とたもとをわかつことが十分にできません。 潜在意識の活用には、「世界を救うというミッション」が不可欠なのです。これは、道徳や宗教ではなく、競争原理を越えるための必然なのです。 |