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[285]21世紀のパラダイムとはきっと・・・

  

 

現代は、世界的にパラダイムの転換を迎えているのだと、多くの人が考えています。

ところで、既存のパラダイムとは、どのようなものでしょうか? まずそれがわからないことには、新しいパラダイムも、パラダイムの転換も考えようがありません。

既存のパラダイムの中で、既存のパラダイムとは何かと考えてみても、見通せるものではありません。井戸の中で、井戸とはどのようなものかを考えるがごときです。

既存のパラダイムを外から見ることができれば、話は早いのですが、そうもいきません。何しろ、既存のパラダイムがどのようなものであるかわからずに、既存のパラダイムの外へ出ることなど、そもそも無理な話です。

では、既存のパラダイムを把握する方法はないのかというと、そうでもないでしょう。既存のパラダイムが生じている歪みをつぶさに検討することによって、既存のパラダイムの姿を捉えることは可能なはずです。

そもそも、既存のパラダイムを明確に定義できないのにパラダイムシフトが生じているとなぜ考えるに至るのかというと、今までなら何とかなったはずなのに、最近はどうにも解決できない問題が次々と生じ、それらがどんどん肥大化していっていると見えるからです。

たとえば、民族という問題を見ても、今までなら、武力でどうにかこうにかしてきたものを、これ以上武力に頼るとエライことになると、そんなどたんばまで来てしまいました。武力によらず、あらゆる民族が共存していくにはどうすればいいか、答えは見えません。しかし、モタモタしていると、地域紛争や内乱が激化しがちです。

環境問題もしかり。経済もグローバル化が進み、各地域でそれなりに成り立っていたものが、強烈な格差として浮き彫りにされてきています。原発や石油をはじめとするエネルギーの供給不安定と、いびつな配分も問題です。

多くの国で、政治が国民から離れ、不安定となっています。医療、教育、福祉など社会保障が削減されています。先進国の雇用は少なくなり、人々の不安は大きくなりつつあります。地方自治体や企業の破綻が相次いでいます。

こういう解決困難な問題は、どこから生じているのでしょうか?

特定の黒幕が悪いのだという陰謀論は、無理があるでしょう。「悪い人間」がいたとしても、小数の人が世界をどうにかすることはできません。私たちの「集合意識」といいますか、私たちの思いが世界を作り上げていると考えるべきでしょう。もちろん、ひとりひとりの価値観や感情はまちまちです。しかし、私たちのだいたい共通する思いの方向性が、世界を動かしていると考えられないでしょうか。そう考えないなら、世界は、特定の黒幕がコントロールしているか、神が神の意志で動かしているか、無意味かつ無秩序に偶然の連続で動いているか、となってしまいます。

私たちの集合意識が世界を動かしているという考え方は、なかなか受け入れにくいと思います。

じつは、それこそが、既存のパラダイムなのではないでしょうか。すなわち、世界は誰のものなのか? 私の人生は誰のものなのか? という命題です。

私が生きることの主役は私であるはずなのに、じつは、かなりの部分を「誰かに委託」しています。委託の相手は信頼できなければなりません。それを国家といいます。私たちは、国家に不平不満を言いますが、かなりの部分を国家に委託しています。高度に文明が発達した社会にあっては、分業や助け合いは不可欠です。何もかも自分でやらねばならないなどというのではありません。

が、「私の人生の主役」を国家へ預けてしまうのか、「私の人生の主役」を私が演じつつ、協働していくのか、その差は甚大です。

現在の解決困難な問題は、「国家への委託」から生じていると考えることで、すとんと理解できるはずです。

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