平凡な人が、創造の力を使って、人生を変えるプロジェクト

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創造の力

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[296]何を破壊するか

  

 

創造のためには破壊が必要です。しかし、破壊には、苦しみや悲しみがつきまといます。これは避けたい。かといって、他人に破壊を押しつけるのは競争原理であり、創造を失うことになります。

前回、「心地良い破壊」について触れました。

創造そのものである自然、すなわち森を整備する際、感謝の心をもってすれば、森と心が通い合い、適切な整備を教えてもらえます。というのは、スピリチュアルな言い方なので、一般的な言い方に翻訳すると、こうなります。自分が心地よさを感じられるように森を整備すれば、森にとってもちょうど良い。なぜなら、木を切りすぎると木陰がなくなり、切り足りないと森が暗いからだ。ほどよく日が差す心地よさは、森の新陳代謝にちょうど良い。

人間の感覚は、あんがい合理的なのです。競争原理で考えるから、感覚が狂うのです。

心地良い森林整備は、こんな感じです。

1. 放置された森は、木がうっそうと茂り、草ボウボウです。
2. 日が差す程度に木を切り、草を刈ります。
3. 無価値な森が、心地よさを生じます。
4. 人々と分かち合いたいという気が湧きます。
5. 遊歩道や階段や広場やベンチを創りたくなります。

言い換えると、こんな感じです。

1. 問題を認識
2. 心地良い破壊
3. 価値を転換
4. 創造への動機
5. 創造

これらは、イノベーションのプロセスです。競争原理でイノベーションを起こそうとすれば、必ずこけます。競争原理でブルーオーシャンを見つけようとすれば、絶対にうまくいきません。

熾烈な競争が起きている場を、レッドオーシャンと言います。低価格競争と消耗戦あるのみです。かたや、ライバルがいない大海原をゆうゆうと泳ぐのが、ブルーオーシャンです。ブルーオーシャンでは、競争がないので、競争原理のパラダイムでたどりつくことはできっこありません。

ブルーオーシャンなど幻想だという意見もありますが、そうではありません。だって、森林整備において、心地良い破壊が実際にあり得るではありませんか。

大事なことは、「1. 問題を認識」です。

草や木が茂りすぎている現状を認識します。「茂り過ぎ」が問題なのですから、「過ぎ」を解決すればいいのです。皆伐ではありません。問題を正確に認識すれば、心地良い破壊が自然に続きます。

つまり、破壊すべきは何なのか、ということです。

これが、創造の原点です。

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