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[315]世界を信じることは精神論ではない

  

 

前回、『ガルシアへの手紙』を紹介しました。

世界を信じて、ベストを尽くす生き様を、世界は求めており、世界は期待に応えるということです。世界を信じるとは、自分に起きるできごとはすべて、自分にとって最善であるということです。今はやりのプラス思考も、このような概念に近いでしょう。問題は、そのように信じ切って、ベストの行動をするというところです。

『ガルシアへの手紙』を届けたローワンも、その行動をした人です。いくらプラス思考をしても、行動がなければ意味がありません。行動をするには、行動を裏づける何か、すなわち最強の信念がなければいけません。

というと、精神論のように聞こえるかも知れません。それではうまくいきません。ガッツや根性だけであらゆる艱難辛苦を乗り越えていけるわけではないでしょう。ましてや、どうすればいいか、さっぱりわからないような課題へ果敢に挑んでいくのは、精神論でとなると、それはまるで目隠しをして崖の上の吊り橋を駆け抜けるかのごとき無謀です。

むちゃくちゃむやみやたらに突っ込めばいいなんてものではありません。そんな精神論を信じるのは自殺行為です。自爆するのみならず、はた迷惑でもあります。

ローワンは、目をつぶって敵軍の中へ飛び込んでいったでしょうか? そんなことをすれば、絶対にミッションを遂げることは不可能です。

『ガルシアへの手紙』では、ローワンがどのようにしてやり遂げたかに関心を払っていません。どうしてかというと、ローワンのようにしてやると、必ず成功するからです。方法が問題なのではなく、信念と行動こそが問題なのです。

ローワンは、自分に可能な限りのあらゆる情報を集め、それを組み立て、その中に可能性を見出し、その可能性を100%信じ、信じたとおりにやり遂げたのです。

大事なことは、ローワンがどのような情報を集めたかではなく、どんな情報であれ、自分が集めた情報に100%の信念を置いたということです。

人間のすることですし、時間が限られているので、集められる情報はたかが知れているでしょう。しかし、強いミッションを持って1つのことに集中すれば、必ずそこへ最善の環境がめぐってきます。

その情報を、適切に解析することが必要です。

人間は、7つを越える選択肢(情報)は扱えませんから、どうしても階層思考が必要です。最上位は、自分に与えられたミッションでしょう。いや、はたして、そうでしょうか?

ローワンは、その依頼を断ることもできたはずです。なぜ、そんな困難を引き受けたのでしょうか?

ローワンに聞かねばわかりません。しかし、おそらく間違い無しに言えそうなのは、ローワンは、つねひごろ、そのような生き方をしていたでしょうし、その依頼のさらに上位に、自分の強いミッションを持っていたはずです。そしてたぶんそれは、「世界を信じる」というミッションであったはずです。というのも、彼の行動がそう物語っているからです。

ローワンの階層思考の最上位は、おそらく世界であったはずです。だからこそ、どのような難題でも、信念を持って行動できるのです。短期間に集めた情報から、堅固な階層思考を構築できるのです。

ローワンは、決して無鉄砲ではありません。緻密な思考と選択を伴っていたはずです。だからこそ、引き受けた時点で成功が決まっていたのです。その思考を可能にしたものは、世界を救うというミッションです。戦争が世界を救うわけではありません。ローワンのミッションは、戦争を越えたところにあったはずです。

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