平凡な人が、創造の力を使って、人生を変えるプロジェクト

モモナナじぇーぴー

メイン
創造の力

創造の力

[329]当事者とはどんな人か?

  

 

価値の創造は、エリートではなく当事者がなし得るものです。当事者とは、その問題を抱えている、その問題に直面している本人のことです。

当事者は、その問題に最も深く関わっており、その問題によって最も深刻なダメージを受けています。

だから、当事者は、多かれ少なかれ、傷ついています。身体的に傷ついているかも知れませんし、精神的に傷ついているかも知れませんし、社会的に傷ついているかも知れません。

彼らを守り、サポートしてあげることも重要でしょう。そのような活動を展開している人々も少なからずおられます。尊いことだと思います。

いっぽう、彼らを支えてあげるだけで彼らはその問題を解決できるかというと、そうはならないケースが多いでしょう。世界の構造から生じている場合、つまり、パラダイムシフトから問題が生じている場合、解決は容易ではありません。

当事者は、問題の渦中にいるので、たいがい、余裕がないでしょう。お金もないかも知れません。教養もないかも知れません。読み書きさえできないかもしれません。健康もないかもしれません。ひどい衛生状態にいるかもしれません。命が危ういかも知れません。

それでも、問題解決には、当事者自身があたるしかないこともあります。他人が解決できるなら、できるだけすみやかにそうすべきです。そうでないとき、他人ではどうしようもないとき、当事者自身が立ち上がらねばなりません。

しかし、当事者はまず「何もない」状態に近いでしょうから、問題解決などできるはずがないと、人々は考えてしまいます。当事者は無力だと考えてしまいます。そして、当事者自身も、そう考えてしまいます。

しかし、なかには、覚悟を決めて立ち上がろうとする当事者もいるでしょう。自分一人のみならず、仲間を含めて、その状況から脱出しようとする人が、わずかながらもいるでしょう。

偉大です。どんなにみすぼらしく見えようとも、偉大です。

とはいえ、道、険し。何しろ、誰にも解決方法がわかりません。そこへ挑もうというならば、人類の宝ではありませんか。でも、おそらく彼は、あまりに弱い存在で、だれからも振り向かれないでしょう。

私は信じます。彼らこそ、新しい世界を作り上げるヒーローです。

私も、急速に衰退する田舎に住み、問題を抱えています。私よりもっと深刻な問題を抱えている人々は、いくらでもいます。私など、まだまだ甘いです。が、21世紀が、20世紀よりも良くなることを、心底願っています。

彼らとともに、問題解決に当たり、良い世の中を作ることに人生をささげたいです。

どのように問題解決するか。解決方法は、問題ごとに個別です。しかし、人類の昔からの知恵を総合して考えるに、世界を救うというミッションをもって、問題を考えることに尽きるのではないかと思っています。

それは、競争原理を越える、おそらく唯一の方法です。世界を救うという視点以外では、なんらかの競争や競合を生じてしまいます。

世界を救うというミッションは、幻想なのでしょうか。いや、そうではない。現実に、何らかの偉大な成功を創造してきた人々は、たしかに、そのようなミッションをもっていたとうかがえます。そしてまた、彼らの多くは、当事者であったか、当事者に寄り添っていたかです。

問題を抱えている人の多くは、覚悟を決めて立ち上がるに至りません。しかし、ごくまれに、立ち上がる人がいます。私は、彼を当事者と呼びます。当事者が道を拓けば、多くの人々が、そこを歩けます。けっして、立ち上がることのできない人々を見捨てるわけではないのです。

前へ前へ  TOPTOP  次へ次へ