平凡な人が、創造の力を使って、人生を変えるプロジェクト

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創造の力

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[330]世界はどのように見ることもできる

  

 

世界は、世界を救うという原理で成り立っていると、私はいつも言っています。

しかし、世界は競争原理で動いており、競争原理が世界のすべてなのだと考える人も少なくありません。そして、そのように考える人にとって、ほんとうに世界は競争原理なのです。

じつは、「世界は○○だ」と、どんなふうに語ったところで、一面の真理を持ちます。視野を限定すれば、どんな真理や原理でも成り立ちます。世界はけっして一様でもなく一律でもないのです。いや、じつは、世界はたった1つなのですが、見る角度や見る範囲を様々に変えることで、どのようにも見えてしまう摩訶不思議なものなのです。

同じ環境で同じように暮らしている2人が、片方は幸せを感じ、もう片方は不幸を感じたとしても、不思議ではありません。それぞれの見る角度や見る範囲が違うからなのです。

私たち日本人は、神も仏も自分の心の中にあるとか、天国も地獄も自分の心の中にあるとか、そういう考え方に慣れています。どんな考え方も、どんな哲学も、どんな人生観も、どんな価値観も、それぞれの心の中だとしたら、どうってことはありません。

自分の外の世界が客観的な存在であるなら、人によって異なることはないはずですし、正解とか正義とか真理とかいうものが存在するはずです。科学は、そのように探究をしてきました。そして、近代文明にあっては、そのように考える人も多いです。

しかし、そのことが、だんだん大きな不幸や矛盾をもたらすようになってきました。それが、現在、21世紀初頭の姿です。

それならば、人ぞれぞれで良いではないか、多様性を尊重すれば良いではないかというと、それはそうなのですが、何か足りません。

私たちは、個人個人がバラバラに生きているのではなく、あらゆる存在がつながり合って生きています。あなたと私は違うのだと了解するだけですべてが丸くおさまるわけではないのです。

世界は、あらゆる存在が生住異滅と変化しつつ、それでいて互いに関わり合っています。じっと静止しているわけではないのです。

その変化とは、何でしょうか?

破壊です。生住異滅の滅にあたります。生物の死だけでなく、あらゆる存在やできごとの行き詰まり。これが、人間の感じる苦しみや悲しみなのです。

破壊に対して、世界のどんな存在も、それを元に戻そうと働きます。元に戻そうとした結果は、元に戻るのではなく、新しいなにかが産み出されるのです。

世界は、破壊があるがゆえに、美しい。ふつうに考えれば、きわめて矛盾に満ちた概念です。だから、世界はどのように見ることもできてしまうのです。

世界は、世界を救うという原理で成り立っているというのは、世界には絶えず破壊が生じており、破壊が創造をもたらしているということをいうものです。まさに、苦難と幸福は裏表の関係にあります。

世界は競争原理であるという価値観も、真理を含みます。競争原理があるがゆえに、世界を救うことができるのです。

競争原理が悪いのではありません。競争原理があるおかげで、世界を救うことができるのです。ありとあらゆる問題があるがゆえに、世界を救うことができるのです。

だからこそ、私たちには、無限に仕事があるし、無限に生きる意味を見出し続けることができるのです。なんと、世界は美しいではありませんか。

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