平凡な人が、創造の力を使って、人生を変えるプロジェクト

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創造の力

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[346]なんのために、生きるのか?

  

 

人は、必ず生まれてきて、死にます。

なぜ、生まれてくるのかを知ることは、難しい。「生まれる前」を知る方法がないからです。仏教は輪廻転生を説き、前世の因縁で生まれてくると考えますし、キリスト教では神の思し召しによって生まれてくると考えます。私たちは、生まれてくる前のことを覚えていないので、確かめようがありません。生まれてくるまでは、そもそも存在しなかったのであって、「生まれる前」などないのかもしれません。

なのに、私たちは、意味のない人生を送ることを苦痛に思います。私たちが、たんなる物質なら、意味などどうでも良いはずですが、人間はやはり、たんなる物質ではなさそうです。人権やら、生命の尊厳やらいろんなことを考えては、生きることに意味があると考えたがります。

アメリカの心理学者、アブラハム・マズロさんーは、「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである」と仮定し、人間の欲求を5段階の階層で理論化しました。

1. 生理的欲求(Physiological needs)
2. 安全の欲求(Safety needs)
3. 所属と愛の欲求(Social needs / Love and belonging)
4. 承認(尊重)の欲求(Esteem)
5. 自己実現の欲求(Self-actualization)

食事・睡眠・排泄等→安心・安全・安定→社会・組織への参加→認められたい→生きる意味を見出す

こんな段階があるとのことです。最初の4欲求を欠乏欲求とすれば、最後の1つを存在欲求となります。つまり、前の4つは「欲しい」であり、最後の1つは「与える」といってもいいと思います。

自己実現がそこそこ満たされる人はごくまれですが、すべての人が、潜在的にこの欲求を持っています。「自分探し」とか「自己啓発」は、自己実現欲求によるものかもしれません。

マズローさんは晩年、この5段階のさらに上があると言いました。

6. 自己超越 (self-transcendence)

これは、私の解釈では、世界を救うというミッションを持って、創造性を発揮することにほかなりません。

欲求とは、まず自分を中心に考えてしまいます。○○を欲しい。イヤなことからのがれたい。ようするに、好きか嫌いかということに尽きます。物でも心でも、好きなものは欲しいし、嫌いなものは、なくしたい。好き嫌いに、物質的なものから、社会的なものまでさまざまにあるというのが、4段階です。

これはすべて、「私」から見ての話です。

さて、最初の話に戻ります。人は皆、生きる意味を見出せないことに不満や不足を感じ、なんとか見出そうとします。「生きる意味」を欲しいと思っています。ところが、生きる意味は、なかなか見出せません。

マズローさんの欲求ピラミッドモデルは、批判もありますが、私は非常に有用な視点をもつと思っています。なぜなら、「私」を基準に考えている限り、永遠に生きる意味は見出せないからです。

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