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ホームスクーリング実践記

ホームスクーリング実践記

[001]変わりつつある教育環境

  

 

わが家は、ホームスクーリング歴7年です。

4人の子のうち、1人は未就学児ですが、3人は、一度も学校へ行くことなく、長男はすでに中学1年生。長女は小学4年生。次女は小学2年生です。現在の日本では、きわめて珍しく、きわめて異端でしょう。しかし、ここまでやってこられたのは、ひとえに、多くの方々に支えていただいたからですし、わが家での実践を社会へフィードバックしなければバチが当たると、常々感じています。

さて、そろそろその時期かな、と思わないでもありません。

新聞やテレビなどで、ホームスクーリングをはじめ、学校以外の学び方が、おおっぴらに報道されるようになってきました。「学校以外の学び」があってはならないことではなくなりつつあるようです。ものすごい変化だと思います。

不登校ではなく、最初から「学校以外の学び」を選択しようと考える親が、目立って増えてきました。ホームスクーリングが市民権を得つつあるようにも見えます。ただ、安易にホームスクーリングをしかけて挫折していくケースも目立ちます。ホームスクーリングを、「家庭学習」と考えていてはうまくいかないでしょう。そして、ホームスクーリング等の「学校以外の学び」が学校教育よりすぐれていると考える人もおられますが、そういうスタンスでの実践はうまくいきそうにありません。

わが家で7年間、ホームスクーリングを続けてきて、世間の目に驚いています。逆風がないのです。無風、というか、むしろ追い風を感じます。学校教育が行き詰まっていることの裏返しでしょうか。10年前まで、不登校児たちが世間から白い目で見られ、逸脱扱いされ、日陰で生きざるを得なかったこととくらべ、隔世の感がします。

学校に行っている子の親は、公立学校への不信感、中学受験、いじめ、学力(偏差値)、友人関係などで、痛ましいほど悩んでおられる方がまわりに大勢います。私が子どもだったころとはまるで違います。ちなみに、わが家では、このような悩みは無縁です。

なにより、ホームスクーリング当事者である、わが子たちが、ホームスクーリングに大きく満足しています。

私がこれまで、ホームスクーリングについて語るのを控え気味にしてきたのは、ホームスクーリングがうらやましがられるからです。親も子も。ほとんどの親は、「自分にはホームスクーリングはとてもできない」と思っています。だから、ホームスクーリングについて語るべきではないと思ってきました。

最初に強調しておきますが、ホームスクーリングや学校以外の学びが、学校教育よりすぐれているなどということはありません。日本の学校教育は、とてもよいシステムです。とはいえ、現状、うまくいっていない部分も多々あります。それでもって、学校教育を全否定すべきではありません。わが家のホームスクーリングの何かが、ほんの少しでもヒントやきっかけになればうれしいです。

ところで、タイトルのHSは、Home Schoolingの略語で、業界用語です。でも、Home Schoolingは、和製英語なのです。欧米人にはまず通じません。Home Based Education(家庭を基本とする教育)と言えば、欧米人によく通じます。

ちなみに、フリースクールも、和製英語です。Free Schoolと言えば、欧米人には「無料の学校」ととられるようです。Alternative School(学校以外の学校)と言わねば通じません。

ということは、ホームスクーリングも、フリースクールも、欧米を参考にしながら、日本独自のもののようです。ホームスクーリングの環境は、国によって大きく違い、他国での実践をそのまま日本でコピーして実践することはまず無理です。フリースクールも、同様です。

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