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ホームスクーリング実践記

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[007]七つの習慣、第八の習慣、第三の案

  

 

成功哲学の範疇に入るビジネス書の金字塔と言えば、スティーブン・R・コヴィーの『7つの習慣』が筆頭だと思います。
 私的成功
  第一の習慣・主体性を発揮する
  第二の習慣・目的を持って始める
  第三の習慣・重要事項を優先する
 公的成功
  第四の習慣・Win-Winを考える
  第五の習慣・理解してから理解される
  第六の習慣・相乗効果を発揮する
 再新再生
  第七の習慣・刃を研ぐ

500頁あまりの大作ですが、私はデジャブを覚えます。日本の古典的な価値観や美徳そのものではありませんか。そう見る日本人は少ないようですが、たしかに、著者自身が、7つの習慣は日本人の価値観に近いと言っています。なるほど、そうすれば、戦後の日本経済の奇跡的な急成長の理由の1つはこれで説明できそうです。

しかし、近年の日本人は、このような美徳を自ら捨てつつあります。それを、アメリカ人が系統立てて世界に知らしめた。なんとも皮肉なことではありませんか。

著者は、続編として『第8の習慣』を著しています。副題は「効果から偉大へ」です。

自分の内なるヴォイスを聞き、他人にもその人の内なるヴォイスを見出せるよう手助けをするという主張です。内なるヴォイスとは、私がいうところの「自分の人生を選択する」ことだと見えます。すると、第8の習慣は、ヒーローズ・ジャーニーそのものとも見えます。

著者は、さらに『第3の案』を著しています。

AとBの対立した意見から、AでもBでもないCという案(それは、AにとってもA以上で、BにとってもB以上)を見出すことです。実際に世界中からその実例を集めてきています。それが実現した瞬間は、大きな感動に包まれます。

でも、第3の案を創りあげる工程は、じつに地味で、根気のいる作業です。相手の話を黙って聞いて理解する。この繰り返しです。

偉大な結果とか、感動的な場面とか、そういうことを実現するのは、運でも才能でも魔法でもなんでもなく、地道な行動です。7つの習慣はどれもが重要ですが、とくに「第三の習慣・重要事項を優先する」を現代に生きる私たちは忘れがちです。

重要事項とは、「緊急でないが重要なもの」です。つまり、将来にむけての勉強、健康作り、環境作り、基礎研究、人間関係づくりといったことです。効率優先の考え方からははずされることがらです。

逆に言うと、効率優先の考え方から、偉大な結果や、感動的な場面は生じないと言えそうです。

これが、効率優先主義に見えるアメリカの最先端の成功哲学なのです。

しぜんと、わが家の勉強のあり方にフィードバックさせていきました。

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