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ホームスクーリング実践記

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[009]書き写し

  

 

私は、学生の頃、自由自在に上手な文章を書けるようになりたくて、どうすればいいかを、研究しました。その結果、文章をマスターする最善で、おそらくプロならだれもがやっている唯一の方法は、師匠の文章をひたすら書き写すことであるという事実にたどりつきました。そして、3000枚書き写したら、プロのレベルになれることを見ました。そこで、大学生協で、原稿用紙をまとめて3000枚購入しました。50枚綴りが、60冊です。ダンボール1箱分の原稿用紙です。生協の方は、( ゜Д゜) こんな顔をしていました。

毎日、5〜15枚程度書き続け、1600枚ほど書いた時点で、出版社で仕事をするようになり、違うタイプの勉強が必要となり、そこで書き写しは終了しました。プロになり損ねた、アマチュアです。しかし、文章を書くことは苦にならず、いくらでも書けるようになりました。

それ以後も、さまざまな情報に触れ、書き写しは広い意味で非常に効果的な学習方法だと、確信を持つに至っています。非常に効果的ではあるが、長期間継続する必要があり、効果が見えてくるのは、長期間の継続後です。

まさに、精進を必要とします。

長男に、書き写しをさせました。自分が選んだ本を、毎日、原稿用紙1枚。精進です。長男は、私が保守的学習主義を一時期採用したことから、勉強を嫌うようになり、精進をしたがらない日々が続きました。私も、なるべく無理強いをしないようにしましたが、何も言わなければ、何もしません。

そこで、書き写しと、計算と、漢字の練習を、毎日、1枚ずつと決めて、精進とし、精進は何としてもやる。それ以外はおおらかに、という態度に変えました。

なぜ、書き写しをしないといけないか? 理由などいりません。精進とは、そういうものです。そしてまた、精進とは、習慣でもあります。『7つの習慣』が主張するのは、習慣の大切さです。成功に必要なのは、効率ではなく、習慣だというのです。

長男は、3年生ごろから、精進を日々継続できるようになっていきました。1年に250〜300枚書いていったので、中学1年生の現在、すでに1000枚を軽くこえています。今もなお、継続中です。書き写し以外の精進は、学年によって、変更しています。書き写しだけは、変わりません。今は、苦にならないようです。

書き写しは、長女は1年生から、次女は自ら望んで1年生の1年前からずっと、継続しています。長女は、4年生ですから、1000枚以上、次女は2年生ですから、1000枚弱書いたことになります。

もし、20歳まで継続するなら、3000枚を越える計算です。

小学校では、作文や読書感想文がありますが、わが家では、ひたすら書き写すことに集中し、作文はあえて取り組んできませんでした。中1の長男は、作文をしたことがありませんでした。1カ月前、「毎日、原稿用紙に日記を書いてみてはどうか」と、提案しました。箇条書きではなく、作文として。400字詰めの原稿用紙、1行も余らさず、1文字もはみ出ない。困難な課題でしょう。だからこそ、いいのです。

さすがに1000枚以上を書き写してきた長男、初めての作文でも、それほど苦になる様子もありません。意外と、読める文章を書いています。母親が読者として楽しみにするようになりました。すると、長男は、自分でかってに、書き写しを1日2枚に増やしました。2冊の本を、1枚ずつ。私は何も言っていません。文章を書くことがいやなら、そんなことはしないでしょうから、それなりに楽しいのでしょう。このペースでは、1年間に1000枚を書くことになります。中学生のうちに、3000枚を突破する計算です。

大事なことは、習慣です。継続は力なり。塵も積もれば山となる。千里の道も一歩から。
中間テストや期末テストに追われていたら、ちょっと困難かもしれません。
(原稿用紙1枚の書き写しって、10分程度なんですけど)
♪わが家にゃ学校も〜試験もなんにもな〜い げっげっげげげのげ〜♪

日々、精進。なんと美しい響きではありませんか。

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