子どもたちにとって最も良い学びのあり方を求めて

モモナナじぇーぴー

メイン
ホームスクーリング実践記

ホームスクーリング実践記

[044]5W1H

  

 

わが家のホームスクーリングは、試験や学歴のためのものではありません。「世界を相手に、自分の人生を生きる」ことが目的です。

英語学習は、非常に重視していますが、たんに英語を読み書きできることを目指しているのではありません。英語学習を通じて、世界をよりよく知り、同時に、日本とは何なのかを客観的に見ることも目指しています。

英語にあって日本語にないものの1つに、疑問詞があります。疑問詞は、8つしかありません。how, what, who, where, when, why, which, whoseです。そのなかの6つを、「5W1H」と言いますね。

 who  誰が?
 when  いつ?
 where どこで?
 what  何を?
 why  なぜ?
 how  どのように?

新聞記事のような、事実を報告する文章に必須の項目です。ビジネスのレポートなんかでも、不可欠ですね。

疑問詞に相当する日本語は、代名詞、連体詞、副詞などがその機能を担います。英語の疑問詞は、疑問文において、必ず文頭に来ますし、文型も単純明快で、目立ってわかりやすいです。

じつはこれ、英語の論理性を担保しているように見えます。異なるバックグラウンドを持つ人たちが、認識や思考を共有しようとすれば、具体的で誤解の余地のない「定義」が必要です。definition(定義)は英語圏の人がふつうに重視しますが、日本人は「定義」をわずらわしく感じたり、よそよそしく感じたりして、あまり好まないようですね。

「日本の教育は失敗である」「いや、成功である」。この両者は、教育の定義が違うので、定義を確認しない限り、どこまで行っても議論は平行線で、不毛でしょう。このような場面は、多々見られます。

日本人が、ごく限定的なムラ社会(地域だけでなく、会社も学校も、あるいは日本国自体が!)でコミュニケーションをはかるなら、バックグラウンドは大きく違わないことも多いでしょうが、世界は、そうではありません。明確な定義なしにはコミュニケーションが成り立たないか、誤解や行き違い、不毛の対立などを生じてしまいます。

定義とは、まさにパターン思考に通じるものでもあります。そのいっぽう、「物語」もまた、5W1Hを必須とします。昔話でさえ、「むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがおりました」と、when、where、whoを特定しないという定義をしています。地域に伝わる伝承の場合、whereが特定されることもあります。whoやwhenが特定されることもあります。

5W1Hは、「客観的事実」だけでなく、フィクションであろうとも、物語に必要なのです。日本には、非常に豊かな物語文化があるにもかかわらず、言語として、5W1Hが明確化されていません。

私たちは、「国際化」という言葉を、ただ単に「英語を上手に話すこと」と考えがちですが、そうではないでしょう。世界中の人たちと思考や行動をシェアし、ともに生きることが、国際化ではないでしょうか。

基礎英語では、初めの段階から、疑問詞が順次出てきます。そのことの意味は、はかりしれず大きいと思います。「定義」の基本は5W1Hです。国際化の基本、多様性社会での共生と調和の基本も5W1Hです。相互理解と友好の基本は5W1Hです。すると、世界平和の基本も5W1Hといっていいかも。

5W1Hを項目の羅列としてはいけません。物語を紡ぐことが重要です。

わが家の英語学習は、疑問詞、つまり5W1Hをとことん重視しています。

前へ前へ  TOPTOP  次へ次へ