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どたんば哲学

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[010]童仙房の仙人がデビュー

  

 

ハーブプロジェクトは1996年4月からスタートした。毎月、第3日曜日に、全員集合し、それ以外は自由に童仙房へ来て作業する。第3日曜日には、みんなで楽しく過ごす。わきあいあいと、いい感じで始まった。

1996年1月、私は知人のすすめでパソコンを買った。出版社時代にパソコンを使っていたが、あのころは、Windows以前、MS-DOSの時代。自分がパソコンを所有するのは初めてだ。Windows3.1が入っていたパソコンに、知人がWindows95をインストールしてくれた。「なんじゃらほい????」って感じで、目が点だった。  (・o・)

1996年6月、その知人のすすめで、ホームページをつくった。当時は、日本人が日本語でつくったホームページがきわめて少なかった。日本中で、全部で2000〜3000ぐらいしかホームページがなかっただろう。

今なら、どこかのブログサービスか、mixiか、facebookなどを使えば、かんたんにホームページらしいものをつくれる。HTMLやCSSやCGIの知識はいらない。だれでもかんたんに情報発信ができる。しかーし、どっこいしょ。当時は、そんなもの、ない。ホームページビルダーみたいな、ワープロ感覚でホームページをつくれるソフトさえ、ない。自分でHTMLを手打ちするしかなかった。

改行するにも、いちいち<BR>と書かないといけない。ワープロソフトならなんとか使えるが、文字の寄せ、文字の大きさ・色、写真のはめ込み、そんな基本的なことさえ、ぜんぶ、わけのわからん記号で書かないといけない。しかも、そのための参考書が、きわめて少ないし、限られていた。今みたいに、googleで調べればなんでもわかるという時代ではなかった。

なんとか、かんとか、悪戦苦闘しながらも、身のまわりのことを書いて、練習がてら、数ページのホームページを立ち上げた。どうせ、誰も見ないだろうからと思って、タイトルは「童仙房の仙人」とした。そう、独身で、山奥に暮らして、毎日土方をしていた私を、「仙人みたい」という人たちがいたのを、ネタとして使っただけである。

当時、インターネットをする人じたいが極端に少なかったし、日本語のホームページが極端に少なかった時代にあって、田舎から情報発信したのは、私が初めてではなかったか。それがきわめて珍しかったようで、誰も見るはずのないホームページが、あれよ、あれよと、話題になっていった。インターネット関係の雑誌に、「おすすめホームページ」として、何度も掲載された。知らない人たちから、リンクしたいと申し出があった。

1996年後半からは、いろんなメーリングリストに参加し始めた。あのころは、今と違って平和な時代だった。プライバシーを気にする必要もなかった。ホームページでも、メーリングリストでも、本名、住所、電話番号をあっけらかんと出していた。インターネットをしているのは、かなりスキルのある人たちか、職業がらか、きわめて限定されており、わけのわからない人は、まあいなかった。メーリングリスト上でトラブルがおきても、だれかが仲裁に入り、解決していった。ネット上のルールやマナーが自然発生的にできていき、エキスパートたちが、初心者(といっても、それなりのスキルがある)を教育していた。

あのころのインターネットの世界は、安全で、平和で、皆がのどかに暮らしていた。それが、それが、いまは、どうなっちまったんだよぉぉぉぉおおおお!!!(←懐古モード)

冗談でつけたはずのサイト名「童仙房の仙人」がすでに一人歩きを始めていた。32歳の好青年は、自ら「仙人」と名乗り、だれもがそう呼んでいた。

田舎からの情報発信は、いたるところで評判だった。私は、ぐんぐん図に載って、ホームページ「童仙房の仙人」を充実させた。ハーブプロジェクトも、ホームページに書いた。すると、インターネット経由での参加者が増えた。

あのころは、スパムメールさえなかった(あ、また懐古モード・・・)。だから、メールはとても有効で、命があった。

1996年暮れから1997年にかけて、いくつかのメーリングリストで、かなり積極的な発言を続けた。その中の2つのメーリングリストが、私の運命を変えた。そのどちらのメーリングリストも、今は、ない。

まず、1つ。そのメーリングリストで、妻と知り合い、ネット婚に至った。
もう1つ。テレビ番組にもなったドラマチックなイベントが、そこから始まった。

次回は、後者をお話しします。なぜなら、後者は、1997年のできごとだからです。
1997年、5月、メーリングリストのメンバーから届いた1通のメールから、それは始まりました。

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