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どたんば哲学

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[047]光明

  

 

ベイビーステップは大切である。そもそも、生まれなければ、育つはずもないし、何事をなせるわけでもない。

私たちは、輸出のベイビーステップを心から祝福した。まるで、赤ちゃんが生まれたかのように。

さて、次は、ハイハイだ。つまり、売れるという成果を育てていかないといけない。

思いつきで仕入れて出品したときの打率が2割だということはわかった。この打率を向上させていくのである。当然、基礎トレーニングが必要だ。走り込み、筋力トレーニング、素振り。

輸出で言うと、過去に何が売れたをサーチし、それと同じ商品を仕入れるのだ。ヤフオクには、終了したオークションのデータを調べる機能がないが、eBayだと、過去14日間のデータを調べられる。どんな商品がいくらで売れたか。入札は何人から入ったか。

14日間といえど、商品点数は膨大だ。カテゴリも膨大だ。全部を見ることはできないので、これと思うカテゴリを絞り込んで、過去の記録を見ていく。

これが、なかなか難行苦行だ。まるで、走り込みや筋力トレーニングそのものだ。このようなサーチ作業が好きな人もいるだろうが、私たちにとっては、かなりしんどい。なかなか長時間は難しい。しかし、過去のデータを調べずに打率を上げることは、たぶん不可能だ。

砂をかむような作業を続けた。やがて、日本人作家のあるコミックの原画愛蔵版が、$30以上で売れているのを見つけた。ヤフオクで探すと、1000円。さっそく落札してeBayへ$30で出品。ロシア人が落札した。当時は$1=\90程度だったので、手数料を引いた利益は1000円ほどである。

うん、打率も単価も向上したではないか!

しかし、それ以外の「もうかる商品」がなかなか見つからない。

百均商品の出品も続け、勘を養うために、フリマで安い商品(10円〜100円程度)をたくさん買ってきて、片っ端から出品した。打率は上がらないが、実績は伸びていった。

3月に、フリマで、少々大きな(30cmぐらい)中古のある商品を600円で買って、$15スタートで出品した。すぐに、アメリカ人からメッセージが届いた。
「その商品、どうしても欲しいから、即決オプションをつけてくれないか?」

私は、欲しいという人がいるなら、どのくらい競り上がるか見たかったので、断った。

「すでにオークションはスタートしています。公平さを保ちたいので、それはできまへん」

「どうしても欲しいねん。頼むわ、ユーの考えをチェンジしてくれへんか」

「だったら、落札すればええやないか」

「そんなこと言わんと。頼むわ、ホンマに。$25の即決オプションをつけてぇな。すぐ買うからさ。な、チェンジ ユア マインド!」

もちろん英語のやりとりなのだが、だいたいこういうニュアンスの会話だった。私は彼の熱い思いをくみ取って、即決オプションをつけた。すぐに、彼は落札した。

そして、彼とは、ずっと懇意にしている。私と同じ年。初の外国人メル友である。お互いのプライバシーを語り合い、案じあう関係である。

さて、その商品である。ほおぉ〜っ! そんなに欲しい人がいるんかいな。ほな、もうちょっといってみよか。

さらにフリマで、小さなアイテムをたくさん買ってみた。じつに安い。

その小さなアイテムをいくつか組み合わせて2セット出品したところ、数人で競争が起きて、競り上がった。今までの出品は、すべて、入札1ばかりだった。つまり、スタート価格で売れたのだ。競り上がられ経験はお初である。終了間際の出品者心理はこんな感じである。

「おーっ!!いけいけ〜!!ほら、もういっちょ!」
「こら!負けたらアカンがな。もう一発いてこましたらんかいな!」
「せや、そんでええねや!ほな、そっちのあんた、負けてまうで!」
「おっしゃ〜!! それいっけぇ〜!!」

いい大人がPCの前に座って、鉢巻きまいてのぼりを振って、全入札者を応援しまくる。

eBayは、ヤフオクと違って、自動延長システムがないので、時間が来たら終了だ。終了間際に、ぐぐっと上がった。両セットを、同じ人(アメリカ人)が落札した。

すぐに入金があったので、最速で発送した。

その直後、マレーシア人からメッセージが来た。

「落札者に問題があったら、私に売ってください」

??? それは、両セットとも次点入札となった人からだった。

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