世界を救うというミッションをもって、今、目の前にフォーカスする

モモナナじぇーぴー

メイン
どたんば哲学

どたんば哲学

[058]私が私の邪魔をする

  

 

2011年2月、背水の陣で仕入れを行ったが、2週間で、ほぼ失敗を認める結果だった。

私たち自身のマインドに大きな問題があると思い、自己啓発プログラムを買った。
『ドクターモルツの自分を変えるイメージプログラム』という78000円の教材。

古典的な自己啓発だが、絶大な影響を与えたもの。少なくともアメリカの成功者たちは、直接、間接に、モルツの理論を活用している。

私たちがふだん思い、考える「自分」とは別に、「セルフイメージ」というもう一人の自分がいる。といっても、二重人格とか、オカルト的な話ではない。私たちは、生まれてからずっと、見聞きしたり経験したりしてきたことをデータベースとして蓄積している。そして、日常生活を、このデータベースで判断したり考えたりしている。

そして、私たちの脳には、サイコサイバネティクスという仕組みが備わっている。目標追撃ミサイルのように、目標に向けて、軌道修正しながら進んでいく仕組みだ。どうすれば達成できるかわからなくても、その目標に近づけるよう、脳が働き、道を探していく。意識しなくても。大きな目標であっても、脳はそれを達成しようとして働く。

では、自分が達成したい目標を思えば、あとは自動的に実現できるかというと、そうでもない。私たちのセルフイメージが「自分」を左右する。たとえば、「オレは○○を達成するぞ!」と目標を立てても、セルフイメージが「どうせできるはずはないけど」とか「自分には○○がないから難しいかもな」とか思っていたら、「○○を達成できない」という目標を脳が実現しようとする。

昔、失敗した経験とか、親や先生に「お前はダメだ」と言われた経験とか、学校の成績が可もなく不可もなく「そのていどの自分だ」と思い込んでいたりとか、そういう過去のデータベースが、セルフイメージの正体だ。

では、どうにもならないのか?

セルフイメージを書き換えればいい。そのためのトレーニングだ。過去の経験の中で、自分を痛めつけている要因を探し、それをトレーニングによって、好ましいイメージに置き換える。

サイコサイバネティクスは、ビジネスにも大切だが、人間の生活のどんなシーンにも有効だ。自信を持って、目標を実現していく。ただし、私たちは、現実の世界に住んでいるので、どんな目標でも実現するわけではない。他人を幸せにするような目標でないと、実現は難しい。怒らないこと、笑顔でいること、他人に優しい気持ちを向けることも、トレーニングに含まれる。

このプログラム、12回レッスンとなっていて、1週間に1レッスンを進めていくと、12週間で完了することになる。あまりゆっくりしている余裕がないので、私は毎日1レッスンのペースで進めていった。毎日、このプログラムを中心に生活が進んでいった。

こんなハイペースでやっていって、効果は出るんだろうか? 杞憂だった。絶大な効果を得た。

私が「ビジネス」をしていて成果を出せないのは、あるセルフイメージが邪魔をしていたからだった。それは、「お金を稼ぐのは悪いこと」という刷り込みだった。お金は汚いモノである。お金を稼ぐというのは、はしたない、下劣な行為である。自分が手にするお金は、必要最小限であるのがよい。私が幼い頃から、いろいろな人たちから、そのようなことを言われ、そのように感じてきた。もちろん、それは間違いである。お金は大切なものである。しっかり稼がないといけない。必要最小限でよいなどというのは間違いだ。と、頭で考えてもダメ。セルフイメージを書き換えないと、絶対にうまくいかない。

これを書き換える作業はあまり困難ではなかった。

私がプログラムを実践して、あまりに効果があったので、よりこも取り組んだ。

よりこを邪魔していたセルフイメージは、「うまくいく(成功する、順調に進む)のが怖い」という刷り込みだった。「いいことのあとには悪いことがきっとあるだろう」という思い込み。

あっちゃぁあ!!

こりゃだめだわさ。

輸出入で成功したい、独立して生計を立てられるよう、がんばって稼ぎたい。でも、稼ぐのは悪いことなのだ。成功するのは怖いことなのだ。

こんな夫婦が、成果を出せるはずがない。私たちは、一生懸命がんばって、「成功してはいけない」という目標に向かって突き進んでいたのだ!!

まるっきり、あ・ほ・や!

そして、私も、よりこも、短期間で自分たちのセルフイメージを書き換えることができ、お金に対する罪悪感も、成功に対する恐怖心も消えた。このすっきりさわやかな気持ちは、いったいなんだろう! 悪いセルフイメージを改善すると、こんなにもすがすがしく感じるものなのか。

さあ、突撃や! こんどこそ、ホンマもんの成功や!!

となればいいのだが、サイコサイバネティクスプログラムは、私たちがわかっていながらフタをしてきた重大な問題のフタを開けてしまった。もっとも、フタを閉めたままでは、早晩、行き詰まる。フタを開けることがこわかったのだ。ほんとうに成功したいなら、未来を拓きたいなら、逃げられない。直視すべし。

前へ前へ  TOPTOP  次へ次へ