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どたんば哲学

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[069]引き寄せの法則の秘密

  

 

5月、引き寄せに失敗し、租税の支払のために借金せざるを得なくなってしまった。
国保、国民年金、自動車税合わせて20万円弱。
なんとも、みじめで情けなかった。

起業しているわけではない。
具体的な副業をしているわけではない。
定職はない。
会社勤めの選択肢を排除しているわけではない。

このような現状で、150万円を引き寄せできるかどうか「試して」みた。まったく空振りだった。

ちょっと考えれば、滑稽なことだろう。何も無しに「思って」いるだけでどんどんお金が入ってくるなんて、まともな大人が考えることではない。『ザ・シークレット』は強烈だった。あの映像作品では、「欲しいものをひたすらイメージするだけで実現する。どんなに大きくても良い」と強調されていた。世界中で大ブームとなったのももっともな話である。

大事なことが言われている。ネガティブなことを考えるより、ポジティブなことを考える方が、物事はうまくいく。「プラス思考」という言葉は、今や誰でも知っている。引き寄せの法則は非現実的に見える一方、その原点はふつうに言われていることに通じる。だから、突拍子もない話でありながら、そうでもない。夢を持つことが大事だと、昔から言われる。大きな志を持てとも言われる。志を持たずして何事も実現できないとも。「一念岩をも通す」「念ずれば花開く」「信念、山を動かす」など、この類のことわざはたくさんある。引き寄せの法則は、じつは新しいものではない。

『ザ・シークレット』が強烈であったのは、イメージしたことが「必ず」現実化するとされていたこと。どんなに達成不能に見えることでも奇跡が起きるとされたこと。

しかし、私たちに奇跡は起きなかった。

なぜだろう?

引き寄せの法則の原点を作ったワトルズの小説"As a Grain of Mustard Seed"と比べてみる。

一家は、Nellieの危機に対し、家族全員が強靱な信念を持ち、目標を共有していた。わが家は信念はあっても弱かった。

Billyは妹を救うため、劇のシナリオを書き上げて、セールスした。つまり、お金を手に入れるための行動をしている。私は何もしていない。

なにより、最終日、とくに母が、猛烈な恐怖と闘い、勝ち抜いた。Nellieも自分を欺したGaylorを良い人だと思う努力をした。Billyも何もない状態から劇のシナリオを成功させるために邁進した。彼らは皆、勇敢だった。私は、のんびりかまえて最終日を迎えた。

奇跡は、何もなく起きるのではない。起きるべくして起きるのではないか。これがどたんば哲学を見出すきっかけだった。奇跡を起こすためには条件が必要ではないか。そして、条件さえ整えば必ず奇跡が起きる。それが引き寄せの法則の秘密ではないか。

じつは、『ザ・シークレット』があまりに反響が大きいがゆえに、引き寄せの法則がうまく働かないという批判が渦巻いている。『ザ・シークレット』は、引き寄せの法則の素晴らしさを言うあまり、「条件」にほとんど触れていない。ここに落とし穴がある。

『ザ・シークレット』に続いて、『ザ・シークレット』に登場しているジョー・ビタリー博士が『ザ・キー』を著し、『ザ・シークレット』著者のロンダ・バーンが『ザ・パワー』を著している。『ザ・シークレット』の不足分を補おうとしている。

引き寄せの法則は、奥が深い。安直なものではない。自分の行動をワトルズの小説と対比すれば、見えてくる。信念、勇気、行動。私にはこの3つが不足していた。

ドクターモルツも、『7つの習慣』も、ジェームススキナーも、ダンケネディも、「思うだけで実現する」とは言っていない。が、大きなビジョンをもつことが第一だと言っている。そして、信念、勇気、行動だ。これがあれば必ず成功すると言う。ダンケネディは、億万長者になるための法則が存在し、このとおりやればだれでも億万長者になれると言い切っている。ノウハウではない。原理原則だ。

成功哲学の巨人、ナポレオンヒルは『思考は現実化する』という伝説の書を著した。このタイトルは、まさに引き寄せの法則を示している。が、中を見れば、「思うだけでよい」などとは書かれていない。信念、勇気、行動をきわめる。そこに成功があると。

調べてみると、引き寄せの法則は、『ザ・シークレット』の影響で、精神世界的に理解されていることが多く見られる。それに対する批判も根強い。が、古来の人類の知恵も、引き寄せの法則の存在を示しているし、よく調べれば成功哲学も引き寄せの法則と重なってくる。

人間は、精神世界ではなく、物理空間に生きている。想念だけで物理空間を自由自在に操れるというわけにはいかない。しかし、物理空間には様々な法則が働いている。世界は無秩序ではない。モノを放せば必ず落ちる。たまに落ちないことがある、ということはない。

人間の行動、成功、幸せにも、法則がある。けっして、偶然や無秩序ではない。もし、幸せがランダムなら、努力しても無意味だ。生きること自体が無意味ではないか。この法則を、人類は見出そうと努力してきた。宗教、哲学、ビジネス、学問など、このような営みなのだろう。ワトルズは、それらを研究し、引き寄せの法則を発見した。

ワトルズの発見は、大きな功績だ。ただし、もっとシンプルに、もっと究極の法則にしあげることが可能ではないか。自然界の原理原則は、どれもきわめてシンプルである。シンプルだが、環境によって、千差万別に見える。人生は千差万別だが、原理原則は、きわめてシンプルではないか。

どたんば哲学を見出そうと考えた原点だった。

私は、究極の原理原則を見出すため、成功哲学を研究した。

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