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どたんば哲学

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[072]地雷

  

 

自分が生きるのに必要なレベルを超えて稼ぐことに成功する人にも、2通りある。

(1)お金が大好き
(2)多くの人を幸せにしたい

(1)のタイプは、身近に破滅的なできごとが起きてしまうようだ。

これについて、ビジネスコンサルタントのカリスマである神田昌典さんの『成功者の告白』という本に詳しく書かれている。

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大きな夢をもち、前向きに頑張れば必ず成功する。
このような成功法則を私は信じてきた。そして、それは必ずしも間違いではなかった。
その結果、私は豊かになった。でもハッピーエンドでは終わらなかった。
いまでも心に突き刺さることがある。なぜなら成功を目指す過程で、いくつもの地雷を踏んでしまったからだ。
成功に向かう道には、いくつもの地雷が埋まっている。成功が実現するに応じて、それと等価の困難や障害が用意されていたのだ。
その地雷は、仕事の範囲内で爆発するわけではない。ビジネスで勝ち得たことが、ビジネスで失うものになる。そんなシンプルな因果関係で収まるならば、まだ対応できるだろう。自分が痛い思いをすればいいだけの話だ。
しかし現実は違う。全く想定しないところで、どちらかといえばプライベートな部分で、地雷は爆発する。

(中略)

成功者からの相談を受けているうちに、私はあるパターンがあることに気づいた。ビジネスの成長段階に応じて、どの会社でも同じような問題が勃発するのだ。とくにやっかいだったのは成長が加速化すると、家庭問題が頻発する点だった。
いままでMBAとして米国での論理的経営手法を教え込まれた私には、経営と家庭問題との因果関係はにわかには信じがたかった。しかしビジネスの論理を超えた経験則には、無視するには重要すぎるものがある。

(中略)

分かったことは、どの会社も、実に同じパターンで障害にぶつかるということだった。そのパターンが見えると、ほんの少しの事実を聞いただけで、これから会社で何が起こるのか、その経営者および社員の家庭で何が起こっているのかという推測ができるようになってくる。

(中略)

「なんで、こんなことまで推測できるのか?」
企業の成長シナリオの展開パターンを知っているからである。そして、その展開パターンは何通りもあるわけではない。単純なパターンなのだが、舞台が異なり、役者が異なるために複雑に見える。全国200万社には、200万社なりの独自の成長シナリオがあると常識的には考えられている。しかし、そのシナリオのパターンは多くて3〜4つしかないなのではないかと思っている。
「そんなバカな」と抵抗されるのは分かっている。自分の会社には、自分の会社の事情があり、自分の家庭には、自分の家庭の事情はあると思いたいだろう。

(中略)

映画は、ひとつひとつの物語がすべて異なるものと認識されている。しかし、そのシナリオの展開パターンのみに注意すれば、そのパターンは、ほんの数種類しかないことが分かる。しかも90%以上は、神話学者ジョゼフ・キャンベルが分析した神話の展開パターン、英雄の成長物語(ヒーローズジャーニー)に沿って作られている。

(中略)

映画と同様、経営者は他社と似たようなパターンを進みつつ、自社だけは異なる独自の道を進んでいると勘違いしている。
問題は、パターンが見えないために、パターンに翻弄されていることだ。その結果、どの会社も他社と同じような間違いを、他社と同じようにしているのだが、他社と同じように問題が表面化するまで、何もアクションを起せない。その結果、他社と同じように、家族や社員が犠牲になる。

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長い引用になったが、大事なことが書かれている。そして、神田さんは、地雷を回避する方法はないが、対処する方法はあるとしている。

神田さんは、パターンという言い方をしているが、原理と理解した方がいいだろう。表面的な多様性と、原理の単純さは矛盾しない。神田さんは、映画をその証拠としてあげている。

私は、じつは、若い頃、東洋の占いをアルバイト的にしていたことがある。かなり当たると評判だった。占いを表面的に用いると、うまくいかない。原理として用いると、かなりうまくいく。それを経験的に知っている。名のある占い師は、似たようなものではないか。霊感は必要ない。原理をふまえていると、相手からは魔法のように見えるようだ。じっさい、相手は原理がわからないから、原理に翻弄されてしまっているだけだ。

人生は、思いのままになるものではない。が、どうにもならないものでもない。厳然と、原理が存在する。成功哲学だけではない。

原理があるからこそ、宗教が成り立つのだし、科学も、哲学も、ビジネスも成り立つ。教訓、ことわざ、神話、なぜこれらが存在できるか? 人はなぜ同じ場面で多くの人が感動するのか? 原理があるからだ。

神田さんは、日本ではカリスマ的なコンサルタントだが、世界の偉大な成功者は、必ずしも、地雷に翻弄される人ばかりではなさそうだ。

つまり、(2)の人たちが存在する。

私は、「稼ぐ」という成功は未体験だが、それ以外のタイプの奇跡的な成功体験はいくつかある。その際、地雷らしきものは皆無だった。どんなに大きな成功をしても、さしたる地雷を経験しない人もまれにいる。

成功に困難を伴わないわけではない。地雷の形をした困難ではないという意味だ。

私が勉強している成功哲学に、そのヒントがあった。

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