こうやって「どたんば哲学」へたどりついた

モモナナじぇーぴー

メイン
どたんば哲学への道

どたんば哲学への道

[007]わらしべ長者理論

  

 

偉大な成功者たちの成功哲学は、思いもかけないところにも見られます。とういか、さほど突飛なものでもないのかもしれません。

『わらしべ長者』のお話をご存知でしょうか?

どたんばのどん底の貧困にあえぐ男が、観音様に願をかけました。
「どうにかこうにか、なんとかならないものでしょうか」
(まさに、私の今の心境そのものです・・・)

つい、うとうとしてしまうと、夢見心地に観音様のお告げが。
「なんであれ、かんであれ、最初につかんだものを決して離すでない」
(「今、目の前へフォーカスせよ」ということですね)

目がさめた男は、歩き出したところ、石につまづいて転び、転んだ拍子に一本のワラをつかんでしまいました。つまらぬものですが、観音様のお告げです。男は決して離すまいと、一本のワラをだいじに握りしめて歩き続けました。
(「今、目の前」がどんなにみすぼらしく見えようとも、それが最大のチャンスです)

やがて、1匹のアブがうるさく飛びまわるので、男はアブを捕らえて、ワラの先にくくりつけました。そのまま歩き続けると、向こうから、おじいさんと少年がやってきて、幼い少年は、ワラにくくられたアブがぶんぶん飛ぶのがおもしろくなり、「あれがほしい」と、おじいさんにねだります。おじいさんは、「孫のためにそのワラを譲ってくれまいか」と男に頼みました。
(ここ、私が思うに、クライマックスです)

観音様は絶対に離すなとのことでしたが、少年が欲しがるので、男は、こころよく譲ってやりました。
(もし、男が、自分の収入を得ることを優先して考えるなら、譲るべきではありません。観音様に逆らえば、得られるものも得られなくなってしまうでしょう。男は、自分より、小さな他人を優先しました)

おじいさんは、お礼にと、ミカンを3つ、くれました。
(おもいがけず、男は、ワラよりマシなものを手に入れました。ここも大事です。男は、このミカンを食べちゃったでしょうか)

男は、ミカンを手に持ったまま、歩き続けました。しばらくすると、向こうから呉服商人がやってきました。
「ノドが渇いて死にそうなんだ。すまんが、そのミカンを譲ってくれまいか」と。
男は、気の毒にと思い、こころよく譲ってやりました。商人は、お礼にと、反物3枚、くれました。
(男は、ミカンよりうんとマシなものを手に入れました。もし、男が、すぐにミカンを食べていたなら、そこで終わりです。男は、その場の欲を慎み、手に入れたミカンを投資に回したのです。そして、それも、困った人の問題解決のために活用しました)

男は、さらに歩いて行くと、馬が1頭、倒れて弱っており、それを持ち主がむち打って怒鳴りつけていました。男は、「その馬と、この反物を交換してくれまいか」と言いました。馬の持ち主は、「どうせ死にかけた役立たずだ。譲ってやるよ」と言って、交換に応じました。男は、馬に水を飲ませてやると、間もなく、馬は元気を取り戻しました。
(だんだん、高度のマーケティングになっていきます。今度は、馬と持ち主の両方の問題解決を、男が主体となってオファーしました。そのオファーは、双方の問題を解決しました。そして、男も、資産と言える「馬」を手に入れました。win-winの関係どころか、マルチwinの関係構築です)

男は、さらに歩いて行くと、ひとりの富豪が走ってきました。
「すまん、今すぐ馬が必要なのだ。その馬を譲ってくれまいか。お礼に、私の屋敷に住んでくれ。もし3年経っても私が戻らなければ、全ての財産と屋敷をお前に譲ってやろう」と。
男は、その申し出に応じました。
(男は、築き上げた資産を、さらに大きな問題解決に活用しました。富豪から思いがけないオファーが転がり込んできたのです)

男は、大きな屋敷に住み、3年経っても富豪が戻ってこなかったので、莫大な財産をまるごと、手に入れました。

・:*.・☆。・:*・。.。・:*.・☆。・:*・。.。・:*.・☆。・:*・。.

いやー、すごいお話ですね。どたんばからの大成功。まさに、どたんば哲学です。成功の秘密は何だったのでしょう?

観音様のお告げは、「今、目の前へのフォーカス」でした。そして、男をめぐるできごとは、常に、「今、目の前へのフォーカス」でした。しかし、それだけでは不十分です。もし、男が、「今、目の前」しか考えていなかったら、いまもなお、ワラをつかんでいることでしょう。

男は、自分より、他人の問題解決を優先しました。これは、偉大な成功者たちが間違いなく言うことです。
「利益を得ようと思ったらダメだ。他人の問題解決を一心に考えよ」と。

もし、男が、他人の問題解決を小さく考えていたとしたら、どうでしょう? 少年の問題は解決できるとしても、富豪の問題を解決できたでしょうか? 富豪からのオファーに恐れおののくことはなかったでしょうか?

世界を救うというミッションは、どんなに大きな(あるいは困難な)問題をも解決していこうという決意に他なりません。小さな問題しか取り組まないなら、どうして大きな成功があり得るでしょうか? そもそも、どたんばからの脱出の道が狭まってしまいます。

じつは、「非常識な成功者」を育成するダンケネディが同じことを言っています。「もし、ゼロの状態なら、クリップひとつでビルを建てよ」と。わらしべ長者そのものです。そしてそれは、おとぎ話なんかではなく、誰にでも可能な方程式である、とのことです。

日本の昔話、恐るべし!!

前へ前へ  TOPTOP