「引き寄せの法則」の原点を読み解く

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ウォレス・D・ワトルズ

ウォレス・D・ワトルズ

[011]引き寄せは、押し寄せ

  

 

「引き寄せの法則」に対して、とんでもない誤解があるようです。
「引き寄せの法則」がおかしいのではありません。その解釈です。頭の中で考えたことが現実になるという部分を曲解して、じっと瞑想にふけっていれば願望がかってに自分のところへやってくると考えてしまう人たちがいるようです。とくにアメリカでそのような曲解がはびこっているようです。

そんなことがあるなら、オカルトの世界です。この世の現実が、自分のイメージ次第でどうにでもなるものであるなら、私たちのこの肉体は不必要ではないですか。魂だけあれば充分ではないですか。

私たちは、物理的空間に住んでいます。霊的存在ではありません。この世の全ては、物理空間のできごとです。私たちのこの肉体が働かずして願望を成就することは、まれにあるかも知れませんが、期待するだけ時間の無駄でしょう。

『ザ・シークレット』で、植物状態にある方が、引き寄せの法則を利用して、健康を取り戻したというエピソードが紹介されていますが、よく見ると、ただ「思って」いただけではなく、「深呼吸して」という心の声に従って、深呼吸するという行動を続けたのです。植物状態とは違う行動をすることで活路を開いたというのは、奇跡に見えたとしても、物理世界で理解不能な話ではないはずです。

ワトルズさんの"The Science of Getting Rich"(金持ちになるための科学)は、引き寄せの法則を詳細に説明していますが、今ここで、目次に注目してみます。

第1章 金持ちになる権利
第2章 金持ちになるための科学はある
第3章 チャンスは全て独占されてしまっているのか?
第4章 金持ちになるための第一原則
第5章 繁栄する生命
第6章 どうやって、金持ちになるのか
第7章 感謝!
第8章 ある法則に従って、思考する
第9章 意思の力の使い方
第10章 意思(精神力)のさらなる活用方法
第11章 ある方法で行動すること
第12章 効率的な行動
第13章 自分に合った仕事を始める
第14章 繁栄というイメージ
第15章 向上心の高い人間
第16章 忠告と最終結論
第17章 金持ちになるための科学のまとめ

第6-10章では、思考することが現実になると説きます。そして、第11-15章では、そのために行動が必要であると説きます。つまり、思考することと、行動することとが、五分五分で説かれているのです。

実際のところ、大きな成功者たちは、引き寄せの法則とともに、行動について、強調しています。ものすごく行動を強調しています。

行動なくして、思考だけで願望を実現できるというのは、非現実的です。それは、引き寄せの法則ではありません。引き寄せには、逆の「押し寄せ」とでもいうべき要素が必要です。

行動といっても、やみくもに動けばいいってもんではありません。

第11章は「ある方法で行動すること」です。これもまた、成功者たちがかなり共通して言っていることです。「ある方法」とは何でしょう? 宿題です。

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