「引き寄せの法則」の原点を読み解く

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ウォレス・D・ワトルズ

ウォレス・D・ワトルズ

[012]引き寄せに必要な行動とは?

  

 

引き寄せの法則には、オカルト的な誤解をする人があります。引き寄せを実現するには、「ある方法で行動すること」が必要です。

ワトルズさんの"The Science of Getting Rich"(金持ちになるための科学)の第11章にそれが明かされています。

思考とは、行動力を引き出す創造力のことであり、行動を促す推進力のことでもあります。ある方法に従い思考することで、莫大な富みがあなたにもたらされます。しかし、自ら行動するということに注意を払わず、ただ思考に頼っているだけではいけません。科学的ではなく、形而上的な思考の持ち主の多くが、途中で挫折してしまう原因はまさにそこにあるのです。思考と行動とを結び付けないために、彼らは失敗してしまうのです。

第11章の冒頭で、このように、はっきり記されています。引き寄せの法則がワトルズさんに端を発しているとされながら、なぜか、後世の人たちが、この部分を飛ばしてしまいがちです。

たしかに、「思う」だけで願うがかなうというのは、人類のあこがれでしょう。そう信じたくなる気持ちもわからないではありません。しかし、そうやって安易に手に入れたところで、それは幸せなのでしょうか?

思考によって、地中深くに眠る金塊を、あなたのもとへ引き寄せることは可能です。しかし、思考自体が、金を採掘し、金を精製し、20ドル金貨を鋳造し、それをあなたのポケットまで運ぶわけではありません。

思考によって、半ば実現しますが、受け取りができなければ、実現は影も形もないのと同じです。受けとるということ自体が行動にほかなりません。

施しによって与えてもらうべきではありませんし、誰かから無理に奪い取るべきではありません。だれであろうと、相手から金銭的価値を受け取る際には、相手が支払う金銭的価値以上の使用価値を相手に与えることが必要です。

富を受けとることは、商取引に他なりません。けっして、オカルト的な方法、神秘的な方法ではありません。

強い信念をもって引き寄せられた富は、物理的な方法で、誰かがどうにかして、運んできます。それを受けとるには、かならず、運んできた人が求める以上の価値を相手に差し出さねばなりません。

なんだ、それなら引き寄せの法則なんて意味ないじゃないか、と思わないでください。

たいがいの人は、自分が提供できる価値なんて、あまりないと思っています。だから、大金など手に入らないと思っています。しかし、引き寄せられた人は、引き寄せた本人が提供可能な価値を望んでいます。

ですから、「ある方法で行動すること」とは、「今、目の前」に集中することなのです。

欲しいものを受け取りたいのであれば、今の仕事や職業を続けながら行動し、現在関わりのある人やモノに対して行動するのが最も有効な手段でしょう。

昨日でも明日でもなく、遠いところのものでもなく、今、目の前。そこにこそ、最大のチャンスがあります。

金持ちになるための第一歩として、普通と違う突飛な行動や、驚くような行動を求めてみたり、新しいことを何かしようとしたりしてはいけません。

自分の目の前にあることは、つまらないものだと思いがちです。そこにこそ、大きな成功へのチャンスがあるなどとは、なかなか思いにくいです。しかし、このことは、ワトルズさんのみならず、多くの成功者たちが、異口同音に言っています。

今、目の前がいかなる仕事であろうとも、そこへ集中し、ベストを尽くす。大成功とは関係なさそうに見えても。

今日すべきことを、それ以上にたくさんしようと欲張ってはいけません。少なくしようと怠けてもいけません。急いでやろうと思ってもいけません。

創造の世界では、急ぐ必要もなければ、チャンスがなくなることもありません。 急ぎはじめた瞬間から、あなたは、創造者ではなくなり、競争者になるということを覚えていてください。

引き寄せに必要な行動とは、艱難辛苦が求められるわけではありません。今、目の前とは、ばかげたほど単純に見えるかも知れませんが、今、目の前に集中している人は、どのくらいいるでしょうか。

引き寄せは、欲しいものを強くイメージし、行動によって受けとるという法則ですが、誰かを損ねるような願望は引き寄せられません。引き寄せに必要な条件は、「第14章 繁栄というイメージ」に説かれています。

憎たらしいヤツを罰するなどという引き寄せはあり得ないのです。

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