あなたの人生は、あなたのものです。望む人生を生きられない理由は、ありません。

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創造の力シリーズ

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引き寄せの法則

  

3.金持ちになるための科学

ワトルズの"The Science of Getting Rich"について

前回ご紹介したように、"The Science of Getting Rich" には10種類の本(8種類の邦訳)があります。

『ザ・シークレット』のきっかけとなったこの書は、世界的に有名な成功哲学へも大きな影響を与えました。引き寄せの法則の原点とも言える同書を、少しじっくりと見てみましょう。

翻訳文の引用は、『お金持ちになる科学』(松永 英明訳、ぜんにち出版)によります。訳文が最もわかりやすく、原文に忠実であるように思われます。図は、『図解 幸せなお金持ちになる「確実な法則」ノート』(片山 麻衣子訳、イーストプレス)から引用しました。同書には、たくさんの図があり、合わせて読めば理解しやすくなるでしょう。

必ず、成功できる
環境とお金持ちになることは無関係
たとえあなたが世界中で一番貧しく、莫大な借金を抱えていたとしても、友人も権力も財源も何ひとつ持っていなかったとしても、この本でこれから述べる「方法」で物事を行うようになれば、確実にお金を手に入れ始めるでしょう。なぜなら、同じような原因は、同じような結果を生み出すからです。(第2章、P.31)
 お金持ちになるための精密科学が存在している、という考えを、多くの人があざけることでしょう。この世で与えられるものには限界があるという印象を持っている人たちは、「相当数の人たちにちょっとした資産を与えるようにするには、社会や政府の制度を変えないといけない」と主張することでしょう。
 しかし、これは事実ではありません。(第16章、P.190)

ワトルズが「科学」という言葉にこだわるのは、成功が一部の人にだけ許された特権なのではなく、すべての人に開かれているのだという主張です。これじたいが、「世界を救うというミッション」です。外的要因によって、成功したりしなかったりするのではなく、誰でも必ず成功可能なのです。そのために必要なのは、オカルト的な方法ではなく、誰にでも実践可能な、ふつうの方法なのです。

私も、このポイントが最も大事だと痛感します。「私にはできない」という思い込みが、諸悪の根源です。この「科学」を否定するなら、希望を否定するのと同じです。不平不満を言いながら生涯を生きるしかありません。

政治や社会に文句を言って、何かが変わりましたか? 自分の状況がさらに悪くなっただけではないでしょうか? つまり、不平不満を引き寄せてしまったのではないでしょうか?

変わりましょう、私たち自身が。創造と繁栄のマインドで、自己実現をめざし、あらゆる問題を解決しようではありませんか。失敗はありません。勇気を持って、人生を歩いて行きましょう。

成功とは?
あなたは、単に、官能的な満足感を得る喜びではなく、本物の人生を求めなければなりません。人生とは、自分の持つ能力を発揮することです。そして、個々の人が本当に生きているといえるのは、その人の可能なすべての肉体的・知的・精神的な能力を、決して過剰になることなく実行するときだけなのです。(第5章、P.65)

ワトルズは、成功を自己実現としています。けっして、単なる「金儲け」を成功と考えているのではありません。自分が何かを得ることが成功ではありません。慈善や自己犠牲の喜びも成功ではありません。

あなたがお金持ちになりたいと思うのは、食べたり飲んだりしながら時を楽しくすごし、美しいものに囲まれ、遠い国を見て回り、心を楽しませ、知識を高め、さらに、他の人たちを愛し、親切なことを行い、世界が真理を見いだすのを手伝うときによい役割を演じられるようになるためでしょう。(第5章、P.67)

何のために金持ちになりたいか。幸せを実現するためでしょう。では、幸せとは何か。世界に意味ある人生を実現することでしょう。自己中心的でもなく、自己犠牲的でもなく。

競争からは富は得られない

この「ミッション」を見失えば、何も成就しません。それは、なぜかというと、引き寄せの法則は、創造だからです。

ただし、「形なき本質的存在」の願いは、すべての人の利益になることであり、「本質的存在」の力は、すべての人の人生をもっと豊かにするように働かせなければならない、ということを忘れないでください。だれかの人生を損なうためにその力を働かせることはできません。その人も同じくすべての中の1人であり、お金と人生を求めているからです。(第5章、P.68)

ワトルズは、敬虔なクリスチャンだったようですし、教会で仕事もしていたようです。しかし、「神」という表現を避けています。「本質的存在」は、神と同義だろうと思いますが、キリスト教で考えられている神とはニュアンスが違います。

ワトルズの著作の中に "God: The Servant of Man" があります。神は人間に仕えるお方、というような意味です。世界の支配者ではありません。「本質的存在」は、私が言う「世界」とほぼ同じだと思います。私は、「世界は、世界を救うという原理で成り立っている」と言っていますが、ワトルズの言うところと同じ意味です。

創造
 貧しい人たちには慈善は必要ありません。示唆が必要なのです。慈善活動というのは、みじめさのなかで生き続けることができるようにひと切れのパンを送ったり、1時間か2時間ほどみじめさを忘れさせるための娯楽を与えたりするだけです。  しかし、示唆があれば、貧しい人たちはみじめな状態から立ち上がることになるでしょう。貧しい人たちを助けたいと望むのであれば、彼らも豊かになれるのだということを示してあげてください。(第9章、P.120)

すごいこと、いいますね。しかし、ワトルズの言うことは、もっともです。大切なことは、同情ではなく、解決なのです。私もいつも強調しています。問題は、解決されねばなりません。

真の問題解決は、「示唆」だというのです。助けてあげるのではなく、「あなたには解決する力がある」と教えてあげるのです。しかし、口先で言っても通じないでしょう。体を張った証明が必要です。

助けてあげるというタイプの慈善は、ある意味、人間の尊厳を破壊する行為かも知れません。すなわち、「あなたには解決する力がないので、私が助けてあげなければあなたにはどうしようもないのだ」と、メッセージを送っているかもしれません。

 人々は、競争ではなく創造によって豊かになれるのだということを教わらなければなりません。  競争によって豊かになる人はだれもが、自分が昇ってきたはしごをはずし、他の人が昇ってこられないようにします。しかし、創造によってお金持ちになる人はみな、何千人もの人が後をついてこられるように道を空けておき、ついてくるように励ますのです。(第9章、P.121)

100年前の書ですが、競争原理を喝破しています。成功は、競争によって為してはなりません。創造によって為さねばなりません。だからこそ、世界を救えるのです。そして、世界を救うことは、助けてあげることではなく、ひとりひとりの内なる力を呼び覚ましてあげることなのです。

与えること
あなたは、自分の欲しいものを無料で得るべきではなく、また、人から盗むことによって得るべきでもありません。相手があなたに与えてくれた現金価値以上の利用価値をその人たちすべてに与えなくてはならないのです。(第11章、P.137)

富を受け取ることは、商取引であって、オカルトでも神秘でもありません。きわめて現実的です。強い信念を持って引き寄せられた富は、物理的な方法で、誰かがどうにかして、運んできます。それを受けとるには、かならず、運んできた人が求める以上の価値を相手に差し出さねばなりません。

なんだ、それなら引き寄せの法則なんて意味ないじゃないか、と思わないでください。

たいがいの人は、自分が提供できる価値なんて、あまりないと思っています。しかし、引き寄せられた人は、引き寄せた本人が提供可能な価値を望んでいます。ですから、「ある方法で行動すること」とは、「今、目の前」に集中することなのです。

この世の中は、今与えられた課題をこなすだけでなく、それ以上の成果を上げるような人たちによってのみ、発展していくのです。(第12章、P.150)

100年前もそうなのですね。現在も、与えられたことしかやらないし、それも、できるだけ少なめにしかやらないという人が多すぎます。与えるものをできるだけ少なくし、得られるものをできるだけ多くしたい。それを効率と勘違いしています。

創造とは、価値を生み出すことです。与えられることしかやらないパラダイムで創造は絶対に生じません。創造できない人は、与えられない言い訳をすることに一生懸命です。「私にはできない」

行動すること
思考+行動=思いの実現
思考は創造的な力です。思考は、創造的な力を働かせるための推進力です。「確実な方法」に基づいて思考するなら財産がもたらされますが、自分の行動に注意を払うことなく、思考のみを頼りとしてはいけません。観念的な人たちは、たんに思考するだけで、そこに自分のやるべき行動を結び付けなかったので、暗礁に乗り上げてきました。(第11章、P.136)

第11章の冒頭で、このように、はっきり記されています。引き寄せの法則がワトルズに端を発しているとされながら、なぜか、後世の人たちが、この部分を飛ばしてしまいがちです。

たしかに、「思う」だけで願いがかなうというのは、人類のあこがれでしょう。そう信じたくなる気持ちもわからないではありません。しかし、そうやって安易に手に入れたところで、それは幸せなのでしょうか?

しかし、単に夢想家・空想家として行うのではなく、その空想は現実化するという信念を持ち、それを現実化させるという決意を抱くように気をつけてください。科学者と夢想家の差を生み出すのは、その想像力を使うときの信念と決意にあるのだ、ということを忘れないでください。(第8章、P.110)

ワトルズは、夢想家であってはいけないと、念を押しています。行動しなければいけません。

 毎日、あなたのできることを完全な方法ですべて行ってください。しかし、それは、急ぐことなく、心配せず、おそれることなく行ってください。できる限り早く行ってください。でも、決してあわててはいけません。
 あわて始めたとたんに、創造者ではなく競争者になってしまい、以前の次元にまた落ちてしまうとういことを忘れないでください。(第13章、P.166)

昨日でも明日でもなく、遠いところのものでもなく、今、目の前。そこにこそ、最大のチャンスがあります。自分の目の前にあることは、つまらないものだと思いがちです。そこにこそ、大きな成功へのチャンスがあるなどとは、なかなか思いにくいです。今、目の前がいかなる仕事であろうとも、そこへ集中し、ベストを尽くす。大成功とは関係なさそうに見えても。

感謝の気持ちが富を呼ぶ相乗効果を生む
すべてのなかに発展が起こることを望んでおり、すべてのことを知っている「至高なる本質的存在」は、あなたのことを聞いたこともない人たちをも、あなたのもとに連れてくるでしょう。あなたの仕事は急激に発展するでしょう。そしてあなたは、自分にもたらされる思いも寄らない利益に驚くことになるはずです。(第14章、P.174)

引き寄せが効き始めたときに起きる現象です。私もなんども経験しています。お金以外のことがらでも、このようなパターンで進んでいきます。

「今、目の前」は最善です。「今、目の前」を否定するのは、愚の骨頂です。そんなことをしても、何も良くなりません。

失敗をするのは、十分に求めていなかったからです。やり続けてください。そうすれば、あなたが求めていたもっと大きなものが確実にやってきます。(第16章、P.197)

失敗は、単なる見かけに過ぎず、じつはさらに大いなる成功への道しるべなのです。人は、なにか予期がはずれると失敗だと嘆き悲しみます。愚かなことです。この世に失敗などありません。成功しかありません。宇宙は発展しています。人間も発展しています。短絡的な発想で、失敗だの不幸だの言っているだけです。

必要な才能がないからやりたいことをするのに失敗する、ということはありません。わたしがお話ししたとおりにやるならば、あなたの仕事をするのに必要な才能はすべて開発されるでしょう。(第16章、P.197)

必要なものは、すべてが備わってくる。ならば、スキルがないだの、資金がないだの、学歴がないだの、そういう言い訳は、全く無意味です。

全ては自分次第です。

全ては成功です。

成功している人生を失敗だなどというのは、不可解な趣味です

引き寄せの法則を安易に(スピリチュアルに)解釈することは、逆に引き寄せを遠ざけてしまいかねません。私たちは、心と同時に、肉体をもった存在です。だからこそ、成功できるのです。

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