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創造の力シリーズ

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引き寄せの法則

  

5.ワトルズの小説

"As a Grain of Mustard Seed"
ebook

『ザ・シークレット』の元となったのが、ワトルズの"The Science of Getting Rich"(金持ちのなるための科学)です。『ザ・シークレット』や『ザ・パワー』には、ロンダ・バーンの経験や研究が蓄積されていますが、引き寄せの法則をしっかり理解しようとすれば、ワトルズをはずせないと考えています。

ワトルズの著作は、100年前ということもあり、あまり出版されていません。邦訳はさらに少ないです。

私はワトルズの著作の現存するすべてをebookで所有しています。その中に、中編小説があります。引き寄せの法則をじっさいにどう活用すれば良いのかが、ストーリーとして描かれています。引き寄せの法則は、決して安易ではありません。でも、想定外の奇跡を引き起こします。

その小説は、"As a Grain of Mustard Seed"というタイトルです。「一粒のからしの種として」という意味です。聖書「マタイ伝」にある言葉で、「大きな発展の元になる小さなもの」という意味だそうです。

ストーリーの要約
走る

Nellieという若い娘、銀行に勤めていた。恋人のGaylorが事業で緊急に1億円(原文では$10000。ただし100年前)資金繰りがつかなくなった。明日には入金があるのだが、支払が1日早いため、倒産してしまう。そこでNellie は、1日だけなので、銀行の金庫からこっそり1億円を取り出して渡した。Gaylorはそのままドロン。

Nellieはオーナーの銀行家に正直に話した。銀行家は言った。「わかった。1年待ってやる。1年後、全額が金庫に戻っていれば、罪は問わない。しかし、少しでも足りないなら、20年、ブタ箱に入れ」

ちょうどその日、兄のBillyが大学を卒業して帰ってきた。妹の事件を聞き、母をまじえて話し合う。ふつうに稼げる金額ではない。しかし、家族で力を合わせて1億円を調達しなければならない。どうするか。期限は来年4月10日。

母は、引き寄せの法則を研究し、実践中であった。これで行こうと、決まった。

Billyは、ふつうの仕事を度外視。自分のスキルでなにができるか考えた。劇のシナリオを書けると思うが、自信がない。母は言う。「成功のためには自信こそ大切。あなたはやれる」

Billyは、こっそり新聞広告を出した。「F.G.さん、4月10日までに全額を戻してください。あなただけが彼女を救えます。W.S.」

書く

Billyは書き始めるが、筆が進まない。母は言う。「成功のためには、心の安定が大切。できないときに無理すればろくな作品にならない。構想を温める時期だ」

しばらくすると、Billyは一気に書き始めた。すばらしい作品ができあがった。劇団へ持ち込むと、高く評価された。

Nellieに、資産家から求婚があった。母は言った。「他に良さそうな道があっても、気が進まないなら迷うな。もし、新しい道が見えたなら、自分のベストな判断が告げる。失敗は、横にそれることである」。その求婚は、危機を救うことができるのに、見送った。

半年後の9月。Nellieは、マインドトレーニングをしていた。自分を裏切ったGaylorに対する心だ。憎しみは失敗につながる。「許す」もダメ。「Gaylorを良い人だ」と信じる。自分に言い聞かせた。一生懸命だった。やがて、心が吹っ切れ、心底、Gaylorを良い人だと思えた。

いっぽう、Gylorは、大金を得て、遊びほうけていた。ちょうどその時、故紙の中にBillyの新聞広告を見た。青くなった。正気に戻った。自分のために、Nellieが大変なことになっている。Gaylorは、鉱山へ行って働き始めた。

Billyは、シナリオを劇団に売った。支配人はいたく感激していた。大ヒットの予感。演じる予定の数人の女優をBillyに紹介した。その中の一人、Jayneは、引き寄せの法則を知っていた。このシナリオをとても気に入った。

ミーティング

Billyは仕事を通じてJayneと恋仲になった。劇は好評だったが、4月までにどうがんばっても2500万円しか得られない。しかし、Jayneが危機をシェアしてくれた。Jayneが自分のギャラ2500万円を提供すると申し出た。結婚を約束する。これで5000万円。

かたや、鉱山で働くGaylor。ある晩、瀕死の男が転がり込んできた。Gylorにメモを渡し、ここに記された1億円をとってきて、半分を妻に渡してくれたら、あと半分は差し上げるとのこと。男はそのまま死んだ。Gaylorはメモに従ってインディアンを訪ね、2人で隠し場所へ向かった。怖ろしいほどの難所の連続だったが、1週間の行程を切り抜け、1億円を手にした。が、インディアンは足を骨折。このままでは帰れない。インディアンは、銃で自殺。Gylor1人で帰ってきた。鉱山のキャンプへ戻ると、気を失った。気付くと、1億円がない。4月4日だった。

さて、Billy。あと5000万円をどうするか。母は、言う。「選択肢は宇宙が示してくれる。借金と先送りと情に訴えることは絶対ダメ。成功しない」

悪魔

あと1日。4月9日の夜、銀行家がBillyたちを訪ねてきた。銀行家は、母に結婚を迫った。結婚を受け入れれば、問題は消えてなくなる。銀行家は、信念を持つ母に惹かれている。母は、お金第一の銀行家を嫌う。この妥協は命取りになると、母は、拒否。決断だった。銀行家は帰る。

ここが、クライマックス。母は、ものすごい後悔と恐怖に襲われる。判断を誤ったのではないか。そのために娘が20年間刑務所に入ることになったらどうしよう。すさまじい苦しみ。2時間かけて、信念を口にし続けた。恐怖が吹っ切れた。

深夜、家族会議。最終日の明日、どうするか。必ず、必要なものはもたらされる。でも、今なお見えない。14時、Billyが銀行へ5000万円を持っていく。できることはそれだけだ。

そして、最終日の14時が来た。Billyは予定通りの行動をとった。銀行へ行くと、口論が聞こえる。部屋の中で、Gylorと銀行家が言い争っている。Gylorは5000万円をもってきた。これでは足りないが、悪いのは自分である、自分が刑務所へ行くと。銀行家は、Nellieを刑務所へ送るのだと言い張る。

Billy登場。銀行家は、母と結婚するため、今回の事件を利用したのだ。1億円が銀行家へ渡され、事件は解決。銀行家、悔しがる。

カップル

Billyは、逃げようとするGaylorをつかまえ、家に連れて行く。家族は、Gylorを憎んでいない。Gylorはことの顛末を話した。キャンプに戻った後、同僚が1億円を盗んだことに気づき、取り戻した。約束どおり、死んだ男の妻に5000万円を届け、そのままボロボロになりながら銀行へやってきたのだった。

Nellieは、Gaylorを愛している。

事件が解決しただけではない。BillyにもNellieにも、最高のパートナーがやってきた。

大切なポイント

この小説は、ワトルズの最後の著作だそうで、ワトルズの生涯かけた思索と研究と実践が込められているようです。引き寄せの法則の元祖であるワトルズは、何を見て、何をつかんだのでしょうか?

レディー

1.憎しみから、愛へ

自分に害を与える存在を、憎んでは、引き寄せの法則が働きません。許すのもダメです。許すということは、相手を良くない存在であると認めていることです。私に害をなす存在は、私を学びを与え、私を救う存在なのだ。心の底からそう信じ切ることが大切です。すると、相手や環境が望ましいものに変わります。

2.あわてない

何事にも、助走期間というか、胎動期というか、雌伏の時期というか、「始まる前の期間」があります。この時期には、何もできません。心を整えて待つしかありません。この時期の過ごし方を間違えれば、成功しません。あせれば、壊れます。

3.内なる声を信じよ

途中で分かれ道が来たとき、心の中の声を聞き、それに従います。良さそうに見えても気が進まなければ、選択すべきではありません。進むべきでない道にそれれば、失敗です。失敗はあなたを誘惑します。

4.選択肢は世界が示す

「選択肢は宇宙が示してくれる。借金と先送りと情に訴えることは絶対ダメ。成功しない」という言葉。世界とは、自分の内なる声と、自分にめぐってくる出来事です。他へ依存するような解決策は、失敗をもたらします。とはいえ、他人と協力することや、他人へ助けを求めることは、おおいにすべきです。依存はダメです。

5.究極のどたんばが来る

願望によっては、おそろしいほどのどたんばが来ます。それは、最終局面です。超えることがおそろしいです。その怖ろしい選択を、自ら行えるか。この最後のどたんばで選択から逃げたら、すべてが無に帰します。ふしぎなことに、必ずどたんばが来ます。どたんばを超えるということは、依存の心に打ち勝ち、自分の人生を自分で歩くことを完成させることです。すなわち、それが、『ザ・パワー』のいう「愛」なのです。

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