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創造の力シリーズ

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引き寄せの法則

  

7. 7つの習慣

成功法則は古典的
7つの習慣

ビジネス書で世界的ベストセラーはいくつもありますが、『7つの習慣』はその筆頭格でしょう。ここには、「引き寄せの法則」という言葉も概念もありません。引き寄せる対象を「成功」だと考えるなら、成功哲学は基本的に引き寄せの法則と重なります。

著者のスティーブン・R・コヴィーは、アメリカで出版された「成功」に関する文献を徹底的に研究しました。そして、「驚くべき傾向」を発見しました。

最近の50年間の文献は、「個性主義」とも言えるもので、テクニックや対処療法に終始しており、問題の根本を考えないため、何度も問題が再発してしまいます。

対して、はじめの150年間は、「人格主義」と呼べるものです。誠意、謙虚、誠実、勇気、正義、忍耐、勤勉、節制、黄金律などの原理原則を人格に取り入れる以外に真の成功を達成し、永続的な幸福を手に入れる方法はないと、されています。

この対称は、引き寄せの法則の受け止め方と似ています。お手軽な魔法のテクニックと理解するか、信念と行動によって実現すると理解するか。『7つの習慣』では、個性主義を退け、人格主義に徹底しています。自分を磨かずに成功はあり得ません。

人の成長や人間関係も、自然のシステムであり、「農場の法則」が支配していると言います。農場では、場当たり的な作業をすることは、愚か以外の何者でもありません。蒔いたものしか収穫することはできず、近道さえありません。

なんと、古典的な人生観でしょうか。しかし、真の「引き寄せの法則」は、こういったものではないのでしょうか。そういえば、ワトルズも、古典を研究したのです。

7つの習慣

『7つの習慣』を見て見ましょう。

私的成功
 第一の習慣・主体性を発揮する
 第二の習慣・目的を持って始める
 第三の習慣・重要事項を優先する

公的成功
 第四の習慣・Win-Winを考える
 第五の習慣・理解してから理解される
 第六の習慣・相乗効果を発揮する

再新再生
 第七の習慣・刃を研ぐ

自分の人生を自分で生きること。自分の人生に責任を持って、自分が選択し、自分の可能性を信じ、自由に生きること。誰かの言いなりではありません。誰かのせいでできないという考えもありません。そして、大きなミッションを持ち、日々の生活の根本に据えることです。なんとなく生きるということはありません。「重要事項を優先する」は、自己管理の原則です。何が重要であるか、わかっていなければなりません。とりわけ、健康管理、勉強、研究、自己修練、真のレクリエーション(暇つぶしではない)など、後回しにされがちな重要事項に焦点を当てています。

「Win-Win」は、私もあなたもよくなるように考えること。妥協ではありません。どちらかを採用し、もう一方を排するのでもありません。折衷案でもありません。「理解してから理解される」は、コミュニケーションの基本です。自分が主張する前に、相手の主張を徹底的に聴き、徹底的に理解する。これがあれば、すでに多くの対立は解消し、問題も解決が見えてきます。しかし、ほとんどの人は、これをしていません。

「相乗効果を発揮する」は、7つの習慣の中でも、最上位にあると、私は考えます。なぜなら、7つの習慣のうちで、唯一のアウトプットだからです。結果とか成果とか問題解決とかいう部分は、まさに第六の習慣のことです。そして、これは、単なる成功ではありません。想像もできないほどのすばらしい成功です。そして、これこそが、私の考える「創造の力」と近いものです。

「刃を研ぐ」は、人の持つ4つの資源(肉体、精神、知性、社会・情緒)を維持、再新再生するということ。しかしこれは、最も地道であり、日々のたゆまぬ継続が必要となるものです。多くの人が、わかっていながら「できない」と思っているものです。しかし、真の成功には、不可欠です。

こうしてみると、『7つの習慣』はワトルズやナポレオン・ヒルと、かなり重なります。成功とは、ちょっとした金儲けではなく、感動で震えが止まらないほどの自己実現なのです。

「燃えるような信念」の正体

ナポレオン・ヒルは、「燃えるような信念」を強調していますが、それは、どうやってできあがっていくものなのでしょうか?

『7つの習慣』にヒントがあります。主体性をもつことと、ミッションをもつことです。これがなければ始まりません。ミッションは、目的や目標とは違い、人生の羅針盤のようなものです。具体的な完成形はありません。自分はどんな人生を歩けば満足できるのか、というものです。

ミッションを見いだしたなら、信念が不足するはずなどありません。迷ったときは、自分のミッションに尋ねればいいです。人生をつまらないものにはしたくない。実り多い人生にしたい。なら、選択できるでしょう。ミッションから逃げるというオプションはありません。

すると、ミッションは、利己的なものではあり得ません。生涯かけて、利己的な願望を求めたいという生き様は不可能です。利己的な願望は、目の前だけを見ていて生じるものなのです。利己的な願望を達成したところで、他人から評価されることはありません。自己実現もありません。ミッションは、大きな社会性をもったものとならざるを得ないのです。だからこそ、燃えるような信念がでてくるのです。ロンダ・バーンが言うところの「愛」は、そのようなものです。

私は、すべての人がもつミッションを「世界を救う」と表現しています。これ以上に大きなミッションはありません。しかし、「世界を救う」というミッションは、すべての人が違う切り口で語るでしょう。世界はあまりに大きく、あまりに多様です。私にとって世界を救うとはどういうことなのか、それは人によって大きく異なります。ただ、ミッションとは、「世界を救う」ということのバリエーションであるはずです。

『第8の習慣』
第8の習慣

『7つの習慣』の続編として、『第8の習慣』がつけ加えられました。「効果から偉大へ」と副題があります。成功を効果と考えるのではなく、偉大と考えようとのことです。ワトルズの三部作の1つも、偉大になるための科学でした。

第8の習慣は、ボイスの発見です。自らのボイス(内面の声)を発見し、他の人々が自分のボイスを発見できるよう働きかけます。ボイスとは、個人個人が持つ存在意義です。存在意義は難題に直面したときに現れ出るもので、この存在意義があるからこそ自分と他人は平等であるということになります。

「私が持つ存在意義を発見する」ことが、第8の習慣です。これによって、偉大になれるとのことです。偉大とは、威張ることではなく、他人に良い影響を与え、社会を変えていく力となることです。

ボイスがどこから来るかというと、『7つの習慣』の「第二の習慣・目的を持って始める」でしょう。つまり、ミッションのことだと思います。ミッションが、自分に告げるのです。

そして、このボイスこそが、引き寄せの法則の正体なのかもしれません。引き寄せの法則とは、けっして神秘的なものではなく、きわめて現実的なものです。何かを成し遂げようとするとき、必ず障害が起きます。それらをすべてクリアすれば、必ず成功します。成功は与えられるのではなく、自分で作るものなのです。それを成し遂げる力が、ミッションであり、内なるボイスなのです。

ビジネス以外にも
7つの習慣シリーズ

『7つの習慣』は、ビジネス書でありながら、会社、家庭、個人、人生のすべてに適用可能です。

『7つの習慣』を学校教育に取り入れて、めざましい成果をあげた実例も報告されています。ノウハウ化されがちな学校教育に、人格主義が欠けている。「道徳」などという、偏狭な概念ではありません。学びが結果を出すのに必要な要件は、ノウハウではなく、人格主義なのです。

達成すべき人格主義が、「リーダーシップ」として描かれています。リーダーシップは、他人に対する支配ではありません。自分に対するリーダーが自分の中に存在するのであり、これが「内なるボイス」であり、ミッションなのです。だから、リーダーシップ教育が「The Leader in Me」と名づけられています。つまり、「私の中にいるリーダー」です。すべての人が、リーダーになれるし、なるべきなのです。

学校教育に7つの習慣を取り入れる試みがすでに始まり、アメリカでも日本でも、めざましい成果をあげています。このプログラムは、「The Leader in Me」と名づけられています。アメリカでの実例は『子どもたちに「7つの習慣」を』に報告されていますし、日本での実例は『7つの習慣 小学校実践記』に報告されています。

家庭でも、『7つの習慣』が役に立ちます。『ファミリー』という本にまとめられています。さらに、10代の若者にも、『7つの習慣 ティーンズ』が出版されています。

究極の成功は『第3の案』
第3の案

7つの習慣が、様々な場面で有効なのは、成功にフォーカスしているからです。成功とは、「あなたも私も、今までよりずっと良くなるような問題解決」のことです。私が良くなることは、成功ではありません。ましてや、あなたを落として私が良くなるような成功はあり得ません。

『7つの習慣』から発展した著作『第3の案』があります。7つの習慣のうち、唯一のアウトプットである「相乗効果を発揮する」を深く探究する内容です。

そこで紹介されている事例がすばらしい。まさに、奇跡のストーリです。勝ち負けでもなく、妥協でもない。だれもが拍手喝采を送りたくなるような問題解決です。

  • 問題を抱え何年も絶望のなかにあり、自殺寸前までいった娘を、たった一晩で救った父親
  • 何百万人もの貧しい住民に電気を供給するという問題を、ほとんど金をかけずに解決したインドの若者
  • カナダのある大都市の犯罪率を半減させた警察署長
  • ニューヨークの汚れた港湾を、ほとんど費用をかけずに生き返らせた女性
  • ほとんど口もきかず冷え切っていた日々を笑い飛ばせるまでになった夫婦
  • 米国史上最大の環境訴訟を、法廷に足を踏み入れるまでもなく、またたく間に平和的に解決した判事
  • 予算をまったくかけずに、移民労働者の子どもたちが通う高校の卒業率を30%という惨憺たる状況から90%に伸ばし、基礎学力レベルを三倍にした校長
  • 苦しい対立の日々を乗り越え、新たな理解と愛情を育てたシングルマザーとその息子
  • 一般的な治療費の何分の一かで重篤の患者を治療する医師
  • 暴力と堕落の温床だったタイムズスクエアを北米きっての観光スポットに変身させたチーム

これらを実現するのは、魔法ではありません。神の力でもありません。特別なスキルや条件もいりません。必要なのは、7つの習慣です。

近年は、競争社会と言われ、競争原理が支配していると考えられています。だからこそ、多くの人が、良くない状況に陥ってしまうのです。人間は、皆違っています。つまり、無限の多様性を持っています。1人1人は無力で不完全ですが、多様性を生かせば、驚異的な奇跡を起こせます。それが相乗効果です。

引き寄せの法則は、「私が使える」法則ですが、「私たちが使う」ならば、成功を超えた創造がもたらされます。

私たちが、私たち自身の人生を歩き始めたら、世界が変わります。ミッションを持てば、人生、迷いません。どんなことでも実現できるでしょう。

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